見出し画像

インセプションデッキ

 インセプションデッキについて考えてみましょう。
 インセプションデッキ:Inception Deckは直訳すると「最初のカードの束」、その言葉のとおりこれから走り出すプロジェクトの概要をまとめ、メンバーが同じ認識・目標をもって行動するためのものです。
 ThoughtWorks社のRobin Gibson氏が考案したものでアジャイル開発の現場で多く取り入れられています。「これからスタートするプロジェクトの全体像(目的・方向性・優先順位・開発環境など・コストや人材・背景)をプロジェクトメンバーが相違なく認識するために作成するドキュメントです。10個 の「てごわい質問」に答えていくことでチームでプロジェクトに対する期待を共有し共通認識を作るためのツールです。この文書は、ステークホルダー間で共通の理解を確立し、プロジェクトが成功するための基盤を築くのに役立ちます。また、プロジェクトのスコープや優先順位付けに関する議論を促進し、プロジェクトの方向性を明確にします。
 10個の「てごわい質問」は以下の通りです。
1.我われはなぜここにいるのか
2.エレベーターピッチを作る
3.パッケージデザインを作る
4.やらないことリストを作る
5.「ご近所さん」を探せ
6.解決案を描く
7.夜も眠れなくなるような問題は何だろう
8.期間を見極める
9.優先順位は?
10.何がどれだけ必要なのか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?