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キックオフミーティングはチームビルディングの第一歩

 プロジェクトがスタートしたことをプロジェクト関係者(ステークホルダー)に、どうやって伝えればよいのでしょうか。
 プロジェクトのキックオフとは、プロジェクトを公式に始動させることであり、立ち上げ時の早い段階で「プロジェクト・キックオフミーティング」を開催します。ステークホルダーを招集し、プロジェクト・マネジャーが、プロジェクトの目的や目標などの重要事項、チームの役割や作業分担、およびメンバー紹介などを行います。プロジェクト目標を達成するために、メンバーと使命感や一体感を共有し、同じ目標に向かって突き進むためのチームづくりの場です。
 プロジェクトは、さまざまな組織からメンバーが招集されます。プロジェクトの生産性を上げるうえでチームビルディングは不可欠な要素となります。チームビルディングとは、メンバーの能力や経験を最大限に引き出し、高いパフォーマンスを上げるチームをつくることです。キックオフは、チームビルディングの第一歩と言えるでしょう。プロジェクト・マネジャーは、これからスタートするプロジェクトの概要を説明します。
 プロジェクトの多くは、スタート時にスコープが明確になっていなかったり、要員の確保が整っていなかったり、スケジュールが確定していなかったりします。このような場合、プロジェクト・マネジャーは、ついキックオフミーティングの開催を見送りたくなりますが、開催を省いてはいけません。プロジェクト関係者が一堂に会して、プロジェクトに期待される情報を共有することで、参画意識が高まります。

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