見出し画像

スプリント

 スクラム開発で使用されるスプリントについて考えてみましょう。
 スクラム開発では、顧客が要望するシステムに実装すべき機能をいくつかの段階に分け、優先度の高い順に反復して開発することが特徴です。この反復の単位を「スプリント」と呼びます。スプリントの期間は短期間であることが特徴で、通常1~4週間で設定されます。
この期間中に、仕様の確定から詳細設計、開発、テストまで、システム開発に必要なほぼすべての業務が行われます。
 スプリントを始める前には、以下のスクラム開発の体制を整えておく必要があります。
 ・プロダクトバックログを管理する「プロダクトオーナー」
 ・開発するメンバーを集めた、3~9名程度の「スクラムチーム」
 ・開発がうまくいくように支援する「スクラムマスター」
スプリントは開発者にとって、実装すべき機能の開発に集中する期間でもあります。そのため、途中で開発内容を変更する要求は受け付けられません。機能の追加や変更を行うかどうかは、次回以降のスプリントで検討されます。スプリント完了時には開発対象の機能が完成し、使える状態になることが目標です。しかし、一部の機能が未完成の場合でも、期間は延長されません。未完成の機能は次回以降のスプリントにおいて、改めて検討が行われます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?