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新NISAを銀行の窓口で始めるなら知っておきたいこと④

投資に関するアドバイスは一度持ち帰って検討する
その場で決断せず、情報の真偽を必ず確かめること

「世の中に飛び交っている情報ってものには、必ずベクトルがかかっているんだ。つまり誘導しようとしていたり、願望が含まれていたり、その情報の発信者の利益をはかる方向性が付加されている。それを差し引いてみれば、より本当の事実関係に近いものが見えてくる」

これは田中芳樹の長編SF小説『銀河英雄伝説』の中に登場する情報戦のエキスパートが、保護者のもとを離れ遠い任地に赴く後輩にアドバイスとして贈った言葉です。情報の本質が簡潔かつ的確に表現されています。

銀行は営利企業です。銀行の社員は自分が勤める銀行の利益のために日々働いています。銀行のアドバイスのなかには顧客を誘導し銀行の利益をはかるものがある可能性を否定できません。

顧客の資産を増やすことは確かに銀行の利益になりますが、多額の手数料を得ることもまた銀行の利益になるのです。

その場の勢いや「銀行の人が言ってたから」というようなことで決断しては絶対にいけません。その場から離れ一度冷静になりましょう。アドバイスを鵜吞みにせず、自分で調べる、考えるようにすることが大切です。

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