ボランティアさんとつながる音声図書

視覚障害者が利用できるサピエ図書館というサイト?があります。
プレクストークという専用機器を使ってアクセス、本のデータのダウンロード、再生ができます。
日本中のボランティアさんが本を読み、項目ごとにたぶをつけ、かなりの労力を要して作成されている音声としょがたくさん修造されています。

聞いていると、「あ、この人はあの本でも聞いた声だ」なんてこともあります。
10年以上も続いているシリーズを同じ方が読んでいる場合もあり、語彙力の少ない私には、すごい!という言葉しか出てきません。
窓際のとっとちゃんを黒柳徹子さんご本人が読んでいたことも驚きました。

本が大好きな私が、裸眼で読めなくなり、しばらく本から離れていた時期がありました。
その後、拡大読書機という電子機器に出会い、文字を拡大し、さらに白黒斑点もしてくれ、再び本の世界に戻ることができました。
しかし、病気の進行により拡大読書機でも文字の判読が困難になりました。
そのとき、ずっと使い方がわからなくてしまいっぱなしになっていたプレクストークを手に取り、みたび本の世界へ戻ってくることができました。

プレクストークは助成金なしではかなり高額で手が出ないのですが、耐用年数を迎える前に壊れたらどうしようという恐怖に苛まれていた時期もありましたが、そこはスマホがサポートしてくれました。
プレクストークほど操作性は良くないのですが、ボイスオブデイジーというアプリを発見し、がちょっと安心しています。

特殊な形式に圧縮されている音声データを再生できるアプリです。
外出先では専らこちらを利用。

本の世界に浸ることで元気をもらい、情報を収集し、助けられている私にとって、ボランティアさんたちが作ってくださる音声図書はまさに生きる大きな支えといって過言ではありません。
感謝の気持ちを大切にしながら、今日もプレクストークを肩身離さず本を聴き続けたいと思います。

最近はキンドル+ボイスオーバーでテキストを読んでくれたりもしますが、多読な私にとって図書館は欠かせません。
しかもボイスオーバー非対応な書籍は結構あるので。
両方をうまく組み合わせながらたくさんの本を読んでいきたいと思います。

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