座席コメディ
白杖を持っていると、座席を譲っていただくことがあります。
一方で、勘違いをして恥ずかしい思いをすることもあり、声をかけられてすっと受け入れてよいものか不安になることもあります。
バスに乗ったとき、「空いてますよ。」と声をかけられたような気がしたので座席の方に杖を当ててみると、座席の前には人が立っていました。
その流れで、そのひとつ前の座席に杖を向けまし在勤は座席が進行方向を向いているものと、進行方向に対して横を向いているものがあり、杖て触ると咄嗟に判断ができません。
進行方向を向いている座席の肘掛けに杖が当たっていることもあれば、座席に座っている方に杖が当たっていることもあるからです。
今回は座席のひじかけに杖が当たっていることがわかり、ひじかけと前の座席の間の座るスペースを探していたところ、誰かが座っていることがわかったのでそのばを離れようとしました。
そのとき、何か声をかけられたので、そこは座れると言われたと思い、さいど座ろうとしたところ、そこには誰かが座っていました。
二度も私にのしかかられそうになったその方は、立ち上がって去って行き、大変気まずい思いをしました。
最初の座席の前に人が立っていたこと、座席の向きが色々あること、マスクをしているので言葉が聞き取りにくいこと、車内は私にとって薄暗いので一層見えにくいことなど、色々な条件が重なっておきた悲喜劇でした(笑)
しかも視覚障害になってみると、人の視線がわからないので、自分に話しかけられているこtなのかどうかもわかりません。
自分が話しかけられたと思って応対したところ、「あなたに言ったんじゃない」と言われたこともありました。
こういう経験を積んで、どんどん顔の皮を厚くしていくのが処世術かもしれないと思いました。
気づかないところでさらに厚かましいことをしている可能性もありますが。
やれやれです。
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