信号機、そして押しボタンの難しさ

視覚障害者にとって、信号機は結構難しいもののひとつかなあと思います。
最近はアイナビなどのアプリで信号機が青か赤か教えてくれるようになったとはいえ、そもそもそこに信号機があるかどうかということさえわからないこともあります。

また、押しボタン信号の場合、大体の場所がわかっていても、思うように柱を見つけられなかったり、柱がわかってもボタンが見つけられないということもあります。
探しているうちに車道に出てしまうこともあるので、あまり夢中になって探すよりは、車が来ないことを確認して渡ってしまうこともなきにしもあらずです。

しかし、それでうまくいかないのが歩車分離タイプです。
このタイプは私にとってはとても厄介で、自分と直角に進行する車が停車しているからと渡ったら、歩行者は赤信号で、自分と並行の車だけが青信号という危険性があるからです。

横断歩道にいるとき、ボタンを押して、さらにそのことを教えてくれたり、青信号になったことを教えてくれる方がいるのはとてもありがたいです。
いつだったか、青信号だと思って渡ろうとしたら赤信号だった上、スピードを出した車が突っ込んできたとき、横断しようとした私を止めてくれた県外から来たサラリーマンの方もいました。


点めつして信号が変わりかけているとき、矢印で車だけが青信号というときなど、判断に迷う状況はいくつもあります。
音声信号は騒音につながることもあるので、一番いいのは人海戦術かもしれないです。

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