妖怪「手の目」

先日鳥取にある水木しげる博物館を訪れてからというもの、関連書籍を読み漁っています。
その中に、「伊月茂ロード 全妖怪図鑑」という本があります。

鳥取県境港市には妖怪たちのブロンズ像があり、それら177体をのすべて紹介されており、その中に」手の目」という妖怪が出てきました。

この妖怪は、その名の通り手に目がついていて、手で何かで何かを探すように動かしているそうです。
この動き、何かに似ていませんか?
そう、私たち視覚障害者は白杖なしで歩いたり、物を探すときにこんな動きをします。

というのも、本によるとこの妖怪は賊に襲われた盲人の復讐心から生まれた妖怪とのことなので、納得です。
さらに本には、「盲人だませば七代たたるといわれるように・・・」とも書いてありました。
このようなかな形で、私たち視覚障害者は守られてきたんだと嬉しくなりました。

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