ガタイのいい男が華奢な女の子に頭が上がらない関係性が世界一好きなのは私だ

タイトルの通りです。

金なし彼氏なしの私が唯一誰にも負けない自信があるとすればこれしかない。

ゴールデンカムイのアシリパと杉元。
BEASTERSのハルとレゴシ。

私は主にこの2組を食料として生きています。
白米が食べられなくなったとしてもこれさえあれば生きていけます。


まずは、ゴールデンカムイのアシリパと杉元を例に、彼らの関係性の何が私をここまで狂わせるのか考えてみます。

ゴールデンカムイという作品をざっくり説明すると、「不死身の杉元」と恐れられた激強元軍人の杉元佐一が、アイヌの少女アシリパと共に、北海道で金塊を探し求め冒険する話です。
この2人の冒険には、スケベマタギや激重過去持ちオカン上等兵や狙撃手猫ちゃんなども登場するのですが、そんなことを話し出してしまっては日が暮れるどころではなく年を越してしまいそうなのでいったん割愛します。

杉元佐一という男は、さっき書いたように「不死身の杉元」と呼ばれ、鬼神のような戦い方と言われているほど戦場では恐れられていて、
自分で『俺は不死身の杉元だァーーーーッ!!!!!!!」と白目剥いて叫びながら銃バンバン刀ブンブンする姿はマジで怖すぎるので、私がロシア兵だったら小便で爆発の火を消しちゃうくらい漏らしちゃいます。

そんな杉元ですが、アイヌの少女「アシリパ」に対する態度は紳士そのもので、何があろうとアシリパを守り、心配し、慈しみ、優しいまなざしを向けるのですが、アシリパを傷つけようとしてくる人間に対しては、不死身の杉元となり何の躊躇もなく相手を傷つけ、怒り散らかすんですね。最高。

アシリパに向ける温かい眼差し→アシリパを傷つける奴への憎悪の目

の切り替えが同じ人間とは思えないくらい違っていて高低差で風邪ひく。
誰か杉リパに効く強い薬をくれ。

敵に対して「俺は不死身の杉元だァーーーッ!!!!!!!!」でぼこぼこにした後に、
「アシリパさん(汗)けがしてない?(汗)ほんと?よかったあ~~(泣)」
みたいなテンションでいったりするんでこっちが毎度大丈夫ではなくなります。デッケエ体を縮こまらせて小さなアシリパさんをおろおろしながら心配する姿はなんていうか…美味しい…ですよね。

自分が本気を出せば一発で殺せてしまうような相手を、絶対に傷つけまいと大切に扱い、力加減を気にしながら触れる姿とかなんぼあってもいいじゃないですか。炊き立ての白い飯がほしくなるじゃないですか。
最近食った米で一番おいしかったのは青天の霹靂でした。

私がこの2人の関係性を表すシーンで一番すきなのが、船上で錨を振り回す房太郎に対して杉元が言ったこのセリフ

「あぶねぇだろッ!!!アシリパさんがッ!!!!!」

ていう最強の倒置法です。
「あぶねぇだろッ!」だけでいいのに…わざわざ「アシリパさんがッ!」ってつけてるところにあまりにも深すぎる愛を感じて、もう四肢振り回して号泣しましたから。24歳児の赤ちゃんになりましたから。

他の乗客とかさ、自分の身とかさ、危ない対象はたくさんいるのにあくまでアシリパさんに当たるだろうが何やってんだお前という心が見えまくりの、アシリパさん以外は結構どうでもよさそうなこのセリフが本当に大好きです。
ただ、この2人の関係性で重要なことは、アシリパは守られるだけではないというところかなと個人的には思っていて、アイヌとして狩猟や文化の知識に長けているアシリパは、その知識を元に杉元たちを助けますし、アシリパ自身も弓や刀で戦うので、あくまでこの2人は対等。
年齢や体格だけで見れば杉元が強いだろうけれども、杉元にはないものをアシリパがたくさん持っていることを杉元自身が理解しているからこそ、この2人の立ってるところはずっと隣同士でいられるんですよね。
24歳の杉元が、12歳のアシリパのことを「アシリパさん」と最後まで呼び続けるのもそこからきているのかな~。さん呼び助かる。
ありがとういい薬です。レゴシも一貫して「ハルちゃん」呼びだし。
ありがとう。もう太田胃散を名乗ってください。

杉元は絶対にアシリパを傷つけないし、アシリパさんの脅威になる存在からは守ろうと思っているので、仮にアシリパが杉元に何をしたって、杉元は絶対に怒らないと思うんですよね。ちんこ伸ばして伸ばされたちんこに洗濯物干させても怒らないくらいだし。

りんご片手で握りつぶせそうなほど屈強な男が、愛情(恋愛でも友情でも仲間でも)を向けている自分よりずっと華奢な女の子に対して、腰を折って体を縮こまらせて、慈愛の眼差しを向けて絶対に壊さないように優しく触れるその姿があまりにも私の癖(へき)なのです。
これは私の個人的な見解でしかないのですが、アシリパと杉元にしろ、ハルちゃんとレゴシにしろ、男性から女性に対する信仰心みたいなものが透けて見える感じがするのがゲ〇ボ出そうなくらい好きです。

狂気的なくらいの純粋な愛を向けている+自分の力を理解している

からこその、過剰なほどの優しさがあるのではないか、あれよ、と。

あとシンプルにでけえ人が縮こまったり、おろおろしたりしてるところが好きです。
なんなんですかね、大男が狭いキッチンで狭そうにしてるところとか最高じゃないですか。布袋が狭いキッチンで窮屈そうにナポリタン作ってるところとかめちゃくちゃ見たいでしょうが。

は?てか杉元佐一と築35年のボロアパートで同棲したすぎるもんな普通に。
全国民の共通意識だろ。君が代の歌詞のどっかにねじ込もう。合いの手で。

さ~ざ~れ~~♪(杉元とォ!)い~し~の~~♪(ボロアパートでェ!)
い~わ~お~と~な~~りて(一緒に住みてェ!!)~~♪

あ、あと杉元もレゴシも小林親弘の声帯を持っているのも激ヤバかもしれない。
親弘さん、「腕っぷしが強くて正義感もあってでも寡黙で優しい」男の声があまりにも似合いすぎるんだよな。

親弘さんの杉元を見れるというだけでゴールデンカムイは日本の宝だ。


は~~~ゴールデンカムイ頭からアニメ見ながら青天の霹靂食うか~~~~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?