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#07 アイビスサマーダッシュ 【7月30日(日)|中央競馬】

 こんにちは村長です。

「た~まや~っ!」
あー、突然大きな声を出してスミマセン。皆さん今年はもう花火を見ましたか?赤や青、黄色に緑。夏夜の黒を背景バックに咲く色とりどりの花は毎年見ても見飽きることはありませんよね。
それを恋人と上から見ようだとか下から見ようだとか言い合ったりなんかして…。
え?村長ですか?えぇ咲かせますとも、新潟の1,000m直線で!

 という訳で今週は夏の名物重賞『アイビスサマーダッシュ』の予想をお届けします。では、しばしお付き合いを。


『中京記念』回顧

 まずは昨週開催の『中京記念』の回顧から参りましょう。
結果としては予想以上に固く決着したという印象でした。
まぁ勝ち馬が8番人気の⑥「セルバーグ」と単式馬券の払い戻しでは上振れを見せましたが、2着3着は上位人気馬2頭ということで複式馬券は的中された方が多かったのではないでしょうか。

 展開としてはスムーズにハナを取り切った⑥のマイペース。好スタートの⑦も一旦は競りかけましたが、すぐに控えて番手へ。先行争いが長引くことなく単騎逃げとなったのも勝因の一つでしょう。
 追ってきた⑪は前走『ヴィクトリアM』同様にキレのある決め手を見せての好走でした。村長の予想ではスロー寄りの展開を想定していたため印では消だったものの、前が固まって流れた展開を確実にものにしたという印象です。
 3着までとなった本命の⑯は重賞好走と収穫こそあったものの、もう一つ手応え欲しかったというのが本音ですね。レースを見ての正直な感想は「チグハグ」といったところでしょうか。「福永祐一」騎手は馬の機嫌を損ねない騎乗に長けていたのだなと、素直に思う一戦でした。

『アイビスサマーダッシュ』推奨馬

 長らくお待たせいたしました。それでは『アイビスサマーダッシュ』村長の推奨馬を発表します。
 新潟の夏空にパッと光って咲くのは…この馬だっ!


◎⑱レジェーロ
〇⑯ファイアダンサー
▲⑭スティクス
▲⑰シンシティ
△⑥ジャングロ
△⑩トキメキ
△⑬ヴァガボンド
☆②ロードベイリーフ


推奨各馬の短評

◎⑱レジェーロ
 
前走の『韋駄天S』では3枠から馬場の中央付近を追走。残り2Fからの仕掛けも含め、終始馬場の中央を走った上で勝ち馬と0.1秒差の6着。上位馬の殆どが外目の馬場から差し込んでいる中、その内容と着差ならば十分評価はできるでしょう。
 昨年の『アイビスSD』は差し込みの決まる展開になりましたが、今年もテンの速い逃げ馬が揃ったことで同様の展開になることが想定されます。そうすれば昨年4着好走の実績を持つこの馬には十分チャンスと言えるでしょう。
 また昨年同様に大外8枠18番を引き当てる強運。鞍上の『団野大成』騎手はGⅠ『高松宮記念』を含め本年重賞3勝と好調。戦績的に過剰人気しずらいところも踏まえ、本命評価としました。

〇⑯ファイアダンサー
 
前走『韋駄天S』では最内枠1枠1番もスタート直後、一気に外目に進路を切る大胆な騎乗で2着へ好走。残り2Fの時計の掛かり具合が異例の展開ではあったものの、後方から上り最速タイを使っての差し込みは評価材料として見ていいでしょう。
 昨年の『さくらんぼ特別』にて昇級以降の成績は足踏みではあるものの、大きく着順を落とすことなく来ている点は評価できます。
 また『新潟1,000m』は過去3戦して1枠2回2枠1回と枠順の不利を受けながらも掲示板を外さず、前走に至っては2着の好走。その地力の高さで8枠16番を引けたことは言わずもがなチャンスと言えるでしょう。
 外枠に逃げ馬が殺到している以上、勝負所で馬群を捌けるかが最大のポイントにはなりそうですが、条件的には前走以上の走りを期待できると見て対抗評価としました。

▲⑭スティクス
 前走の『韋駄天S』では一番人気ながらも7着。8枠と好枠からのスタートも、長引いくハナ争いに息の入れどころを見失った印象でした。
 オープン昇級以降は大きい着順が目立ちますが、昨年の『アイビスSD』では2枠4番も内目を走って5着に好走と1,000m戦には適性を見せているように思えます。
 テンのスピードでは他馬に見劣る部分は無く、今年はロスの少ない7枠を確保。展開面では本命・対抗馬に分があるものの、勝ち負けに近いところで競馬ができると見て▲評価としました。

▲⑰シンシティ
 前走は『韋駄天S』では11着。五分のスタートから押してハナを主張するも取り切れず、長引いたハナ争いに失速してしまった印象。
 昨年の『アイビスSD』では同様のテンの速い展開をハナに近いところで逃げて2着に好走。開幕週の馬場ならばその再現があってもいいでしょう。
 半年ぶりで臨んだ前走でも久々感は無く、叩いた上積みも見込めます。8枠と今年も好枠確保で好走は十分可能と見て▲評価としました。

△⑥ジャングロ
 前走が昨年の『NHKマイルC』と出走は約1年3か月ぶり。調教での乗り込みはあるとは言え、やや手を出しずらい要素ではあります。
 それでも前走GⅠレースを出遅れながらも勝ち馬と0.6秒差の7着へ激走。過去9戦4勝含む6連対。着外も前走を含む2回のみで実力は上位と言って間違いないでしょう。
 前走こそ出遅れたものの他レースでは好スタートを決めています。それを加味した上でも3枠では先行に手を焼きそうに思えます。久々と合わせて評価すると、外せはしないものの△評価が目一杯となりました。

△⑩トキメキ
 
前走『韋駄天S』では先団の好位で追走。早めの仕掛けからハナへ立つ場面もありましたが、外から差し込まれて3着。
 それでも近走内容を含めても大きな崩れが無い点は評価できるでしょう。ただ課題として時計面が上げられます。開幕週の『新潟』の時計の出る馬場をどこまで対応できるか。
 もう少し外目の枠からロスの少ない競馬が理想でしたが、こちらも外しずらい一頭として△評価としました。

☆⑬ヴァガボンド
 前走の『越後S』では10着と大敗。そんな中でもゲートで出負けた後、テンの速さで差のない2番手まで追い上げた姿は印象的でした。
 これまでの勝ちレースの内容も好スタートとテンの速さで行ったきりのものが多い。1,000m直線のコースは多少の起伏こそあれど、目立った仕掛けどころが無い点で適性がありそうにも思えます。
 芝スタートのレースでもそのスピードを発揮できているところから、芝替わり自体は問題なさそうに思えます。前走から斤量は-1㎏、枠も7枠と好枠を確保できたためポジション次第では粘り込みも狙えると見て☆評価としました。

☆②ロードベイリーフ
 
前走『福島TVOP』では最内枠からスムーズに控えて中団を追走。上位5頭の内4頭の4角通過が一桁番手の中、10番手から差し込んでの6着は評価材料と見れます。
 近走こそ目立った着順はないものの、昨年の『アイビスSD』では3枠5番から3着へと好走。差し馬にもチャンスがありそうな展開を予想している以上、軽視できない一頭と言えるでしょう。
 1,000m直線レースでは外枠の馬が有利というのは周知の事実です。しかし近年では内枠の馬の着内率も見逃せないものとなっています。
 それを踏まえて既に☆評価の馬は挙げていますが、千直特別枠として内枠のこの馬を☆評価として挙げたいと思います。

レース展望

 逃げ脚質の馬が外枠に寄っているため、内枠寄りの先行馬は後手を踏むことになる見ています。
 ハナはテンの速い⑭、⑰の2頭で争われると見ています。それに続く形で逃げ馬各馬が追走。ペースは流れて昨年同様に32秒前半もあると考えています。
 そうなればレース後半2Fで大外から⑯、⑱が馬群を捌いて抜け出しを図り、ハナで逃げた2頭は止まらない馬場で逃げ粘りを狙う構図になると予想しています。

まとめ

 1,000メートル直線のレースは1分足らずと本当に一瞬。これはさながら花火のようではないでしょうか。
 ドンッとゲートが開いたと思えばパッとゴールを駆け抜ける。そんな一瞬に賭ける優駿たちの走りを共に目に焼き付けましょう。

 それはそうと、村長もVtuber的な挨拶が欲しいなぁとか考えているんですけどどうなんでしょうか…。こんそんちょう~的なアレです。

 それでは長くなりましたが今回はこの辺りで!

「皆さん良い競馬を!」

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