第12号 毎日王冠|開幕週×マイルラップで注文一つのアノ馬から
はじめに
皆さん、こんにちは。競馬村報クリエイターの村長です。
今週から東京開催がスタート。今回は、その開幕週を飾るG2『毎日王冠』を予想していきます。
例年、G1馬がステップレースとして出走する傾向のあるこのレース。今年はG1馬の出走こそ無いものの、G1レースで好走を演じる能力馬の出走がチラホラ見受けられます。
さて昨週投稿の『スプリンターズS』予想記事ですが、たくさんの ビュー&スキ ありがとうございました。
まだ記事を読んでいない方は🔼上の埋め込みから是非ご覧ください!🔼
予想に反して ⑩ピューロマジック が逃げを敢行した結果、一脚使える馬に追い風の展開となりました。
◎⑦マッドクール はスタートから流れに乗れず、やや負け過ぎの12着…。
連続的中こそ途絶えてしましましたが、また今秋から馬券を的中に導く本命馬をお届けしていきます。是非 スキ&フォロー をヨロシクお願いします!
予想
それでは予想パートへ移っていきます。
まずは東京・芝1,800mの ①コース形態 を確認、そして例年のレース内容から ②馬場状態 を分析・予想します。
これを各馬の脚質・馬場適正・コース適正等と照らし合わせ、暫定的に全馬を評価をしていきます。
更に発表された枠順を踏まえて ③展開予想 をし、好走を信頼できる本命馬、並びに対抗以下の推奨馬を導き出していきたいと思います。
①コース形態
(1)スタート地点から3角半ばまで一息のレイアウト
東京・芝1,800mのスタート地点は1角・2角中間付近のポケットにあります。初角の2角までの距離こそ短いものの、入射角の緩やかさや下り勾配という点でスピードに乗りやすいのが特徴です。
また向こう正面半ばにある上り坂でペースの上昇には目途が立つものの、3角に向かって再度下り坂に差し掛かるため、ラップに大きな緩みが生まれにくいというのも押さえておきたいポイントでしょう。
(2)ゴール前の直線距離は525.9m
下り坂を抜けた先は3角4角中間地点。この辺りから各馬の好位意識が強くなっていきます。
4角を抜けた先、東京競馬場最大の特徴とも言える525.9mの長い直線が待っています。直線入り口から200m程が高低差2mの上り坂、そこからゴール版までの300m余りが平坦という構成となっています。
この直線距離故に惰性での先行押し切りは難しく、決め手のある馬の台頭が目立つのが特徴です。
②馬場状態
(1)芝コンディション
まずは芝コースの馬場コンディションから確認していきます。
例年、開幕週での開催ということもありロスの少ない立ち回りをした馬の好走が目立ちます。
道中ペースが緩みにくいレイアウトも相まって、極端に内・前有利の結果にはなりにくい印象ですが、傾向としては押さえておくべきでしょう。
(2)時計コンディション
続いて芝コースの時計コンディションを確認していきます。
直近の良馬場開催の5年分のレース結果を参照すると、昨年を除いては1:44台での決着となっています。
ラップ構成においてもスタート直後の1F目以降に12.0秒が刻まれたのは2度のみ。基本的に速い時計での決着になると予想できます。
ただ土曜に降雨の予報が出ている点には注意が必要でしょう。降水量を見る限り、稍重には留まると思われますが、33秒台前半の上がり勝負に持ち込みたい脚質の馬には若干向かい風の条件となるかもしれません。
③展開予想
(1)ハナ予想
まずは隊列の先頭を担うハナの予想をしていきましょう。
今回の出走馬の中で、ハナを主張する競馬で好走が見込める馬は ①ヤマニンサルバム ⑥シル トホルン の2頭だと考えています。
その中から今回、ハナを主張すると予想するのは ⑥シルトホルン です。
前走『関越S』こそ出遅れて5番手に留まりましたが、2走前の『エプソムC』の好スタートと行き脚を見せればスムーズにハナへと立てるでしょう。
また比較的速いレースペースで好走を果たしているという点で、開幕週の利を得る競馬をするのならハナを取りに来ると踏んでの予想となります。
(2)隊列予想
それでは上記のハナ予想を踏まえ、隊列全体を予想していきたいと思います。
好スタートの各馬、外の出を伺いながら ①ヤマニンサルバム 。それを躱して ⑥シルトホルン が先頭へ。
2番手の一線に ⑩マテンロウスカイ 。最内に進路をとって ③ホウオウビスケッツ 。間に ③ニシノスーベニア で先頭集団は一塊。
大外から ⑭エルトンバローズ が差のない位置でこれらを追う格好。
その後ろは内々を追走する ⑧トップナイフ 。⑨ローシャムパーク ⑪シックスペンス ⑫ヨーホーレイク らが先団の好位を形成。
好スタートから徐々にポジションを抑えて ⑦ダノンエアズロック が中団追走。④カラテ もここと差のないポジション。
それらの後方から ⑬オフトレイル ⑤エアファンディタ が追走する隊列を想定しています。
(3)展開予想
今回は逃げる ⑥シルトホルン に番手から ⑩マテンロウスカイ らがプレッシャーを掛ける展開を想定しているため、ペースとしてはフラットなハイペースを予想しています。
ただその一方で、ラップに緩みが生じにくい展開となれば後続各馬も追走に脚を使う形となり極端な差し競馬には傾きづらいとも考えています。
そのため開幕週×東京の長い直線を活かせる33秒台の決め手に加えて、道中の追走力も重要視されると考えます。
結論
本命馬
それでは上記の予想を踏まえて『毎日王冠』の本命馬を発表したいと思います。
今回、好走を信頼できる本命馬は…
本命馬短評
前走『中京記念』は59㎏トップハンデを背負っての3着。テンが競った前半1,000m通過57.4秒という速い流れを早め仕掛けから押し切りを図った上での3着と評価に足る内容。
今回は大外枠と決して理想とは言い難い枠順も、今回のメンバー構成ならば先行ポジションはある程度スムーズに確保できるように思えます。
予想するラップ構成ならば中距離実績中心の各馬よりも行き脚は勝ると見て、好位からの仕掛けに期待します。
対抗以下
続いて、上記の本命馬に続く対抗以下を発表したいと思います。
買い目構想
今回の本命馬のマークイメージは混戦が故に着内好走まで。また対抗以下においても、不甲斐なくはありますが対抗評価馬を指名できてないように拭いきれない不安要素を各馬に覚えます。
そのため買うのであれば【ワイド】を対抗以下に指名した3頭へ流す、という形になるのですが…。
ペース対応が課題とみている ⑦ダノンエアズロック と ⑪シックスペンス を対抗以下へ加えなかったためW的中という点では不確定要素を抱える格好となっています。
また執筆時 ◎⑭エルトンバローズ の【複勝】オッズは2.4∼ついているため、混戦模様のメンバー構成ならばこちらが堅実と言えるでしょう。
また当日の馬場状態も読み切れず、ある程度上りの掛かる馬場に変動すれば先行優勢に ⑥シルトホルン などの好走も見えてきます。
ここは面白みには欠けますが、若干の波乱要素を残している点へのケアとしても【複勝】で臨みたいと思います。
おわりに
お疲れさまでした。『毎日王冠』の予想は以上となります。
今回の『毎日王冠』の予想の肝はズバリ”適性”でしょう。例年、マイラー気質の馬が秋の前哨戦として出走していた印象でしたが、今年は若干メンバーの毛色が異なる印象を受けます。
3歳馬勢筆頭の ⑪シックスペンス においては現状、好走経験は中距離戦色の強いスロードンのみ。古馬勢筆頭の ⑨ローシャムパーク も中距離G1戦線で上位争いを演じている馬です。
各馬それぞれ魅力はあるものの、ここは前走で強さを見せた本命馬を信頼したいと思います。
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最後までご精読ありがとうございました。
それでは次号、牝馬三冠のラストティアラを懸け争い!『秋華賞』でお会いしましょう。
以上、競馬村報でした。皆さん、良い競馬をッ!
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