見出し画像

#03 マーメイドステークス

こんにちは村長です。
春から始まり、長きに渡ったGⅠ戦線も残すところあと一つ。上半期の総決算、グランプリレース『宝塚記念』のみとなりました。
中2週の開催の2週目。今週はJRA屈指の波乱レースと名高い『マーメイドS』を予想していきたいと思います。
難解なレースではありますが、どうにかここで収支にも息を入れて、来週はそれぞれの夢と共に直線を駆け抜けていけたらいいなと思います。

『エプソムC』回顧


 まずは昨週の『エプソムC』の回顧ですが…よくある相手決着という結果でした。
 展開自体は概ね予想通りで、1,000メートル通過58.2秒と緩みのないペースでレースは流れました。ここまでは良かったものの本命馬の⑤「レインフロムヘヴン」は中団からの競馬を選択。鞍上は流れたペースに差し競馬を想定したのか、しかしそのまま伸びることなく12着と大敗。《稍重》開催も味方しなかった上、距離適性としても1F短縮が響いたように映りました。
 その一方で⑮は道中後方3番手からの追走も3角~4角でジワッとポジションを上げると道悪不安を一蹴するキレのある末脚を見せて完勝。抱えていた折り合い面の不安も、初騎乗の『横山和生』騎手の物腰柔らかな騎乗と手が合っていたように映りました。
 まぁフタを開けてみれば、「昨秋レコードの『毎日王冠』を0.1秒差の2着に好走している実績を買うべきだった」というところでしょうか…。

『マーメイドS』推奨馬

 それでは本題となります『マーメイドS』の推奨馬を挙げていきたいと思います。


◎④ビッグリボン
〇⑧ウインマイティー
▲①シンシアウィッシュ
▲⑨ストーリア
△③ヒヅルジョウ
△⑫サンカルパ
☆⑦ランスオブアース


推奨各馬の短評

◎④ビッグリボン
・前走『福島牝馬S』では外から先行する馬に被されるように中団後方寄りのポジションまで押し込まれる形に。道中は隊列の外目を追走、また緩いペースに向こう正面から仕掛ける競馬となった。4角で6番手まで付けると道中を6番手で追走していた勝ち馬と同じ上りタイムを使い、タイム差なしの2着に好走。
・過去9戦して着外は『中山』での2戦のみ。『阪神2,000メートル』の成績も2戦1勝含む入着2回。またハンデ戦ながら前走から斤量据え置きの55㎏は魅力的。ローテーション面でも2か月間隔の出走と戦績からは理想。鞍上継続で状態維持以上ならば全く見劣るところは無いと見て本命とした。

〇⑧ウインマイティー
・前走の『京都記念』では内枠から好発、スムーズに先行争いに加わったように思えたが前が分厚い隊列に先団後方までのポジションとなった。直線ではロスなく外へと進路を取ったものの前を行く馬を躱すことはできず6着。
・また前々走の『有馬記念』でも6着と着順として大きな負けでは無いものの、勝ち負けからは若干距離のある入線となっている印象を受ける。
・とは言え近2走は牡牝混合戦かつ有力馬揃いの一戦だった。牝馬限定戦で得意の『阪神』コースともなれば地力上位は確かなため、本命としても不足はないが対抗評価までとした。

▲①シンシアウィッシュ
・前走『糺の森特別』前を行かせて控えたポジションから。3角手前から仕掛けて3番手まで取り付けると手応えよく脚を伸ばし続けての勝利。
・年明けから2戦は展開向きがなく好走こそ逃したが、前走内容は状態を上げての一戦だったように映る。また約1か月半のローテーションも上積み含めて期待しやすい。
・2,000メートル戦は4戦1勝含む3連対で入着率は100%。軽ハンデと最内枠からロスのない進路取りならば、好走のチャンスがあると見て。

▲⑨ストーリア
・前走『福島牝馬S』では各馬が前に殺到する展開に中団から。ただ落ち着いた流れに中盤からは先団へと取り付けたものの、外から差し込まれて5着。
・前々走『中山牝馬S』では先団好位から3角では既に3番手の競馬。ここを見ると元よりキレる脚質ではないように映る。またペース的には落ち着いている方が理想にも。
・若干展開次第な部分を抱えているところはあるものの、大崩れは想定しずらい一頭として▲評価とした。

△③ヒヅルジョウ
・前走『シドニーT』では二の足の速さを活かしてハナへ。ミドルペースでレースを運んだものの、直線でダレて7着。
・前々走の『太宰府特別』では《稍重》開催の中、ハナでスローペースを作ると展開を味方につけて勝利。
・これまでハナで逃げたレースは5戦3勝含む4入着。最軽量ハンデと枠順からもハナは主張すると見える。条件的には嚙み合ったものがあると見て△評価とした。

△⑫サンカルパ
・前走『房総特別』ではスムーズな2番手。4角通過が2番手までで上位席巻の結果ではあったものの、自在性の高さが見えた一戦のように映った。
・ただ昨年の『紫苑S』を3連対で臨んだものの地力負けを喫し、以降2勝クラスを2戦足踏みした。
・本レースにて『阪神』が初経験となる。先行競馬ができる点で評価は追いつくも、決め手としては物足りない印象があるところで△まで。

☆⑦ランスオブアース
・前走『シドニーT』を2年以上ぶりに芝で出走。《稍重》開催で上りの掛かる馬場が向いたか4着と戦績以上の着順。
・本レースで年明け5戦目の中1か月は上積みを見込みずらいところがあるものの、上りの掛かる馬場や展開となれば好走の可能性も捨てきれないとして。

レース展望

 スタート地点は正面直線にあるものの急坂の手前。コース形態、逃げ馬の脚質を考慮してもスタート直後から隊列全体がハイペースとはならないだろう。
 ハナは内枠を活かして③が押して主張するだろう。一方、前走から3F延長で臨む⑩は外枠発走もあり、番手で折り合う形をとると予想。また後続は一団と見ている。後方から運びたい脚質の馬は少数。先団に各馬殺到の展開もペースは保たれたままで進むのではないか。
 1,000メートル通過は60秒台の落ちついたミドルを予想。3角手前からポジションを取り始めた④が先団中団差のない一団の馬群をスッと躱して3,4番手に付ける。
 3角からペースが上がる隊列、先団各馬も外に広がりながら直線へ。先頭は③が粘るところを外から⑫が捉えにかかる。最内からは①、外目からは⑨。馬場の真ん中2頭④、⑧が抜けてくる。
 正直道中では仕掛けどころのないレースになりそうな予感がしており、固まった馬群にそれほど上りの出ない馬場。ポジションがある程度ものを言う攻防になるのではないか。

まとめ

 波乱の多いレースということもあって、△の印を絞りずらい印象を受けました。ハンデ重賞ならではの戦績から見える能力での評価だけでなく、そこから起こり得る結果を期待しての評価が自分はまだ不得手だなと痛感しました…。
 買い目としても逃げ腰ではありますが◎⇒〇~▲まで広げた【ワイド】、点数を絞って【三連複】フォーメーションで的中を狙いたいと思います。
 昨週は掲載記事『エプソムC』の馬券が外れたのに対して、もう一つのメインレース『函館スプリントS』の馬券はワイド、三連複が的中…。
 本命対抗の印のみにはなりますが『ユニコーンS』の推奨馬をTwitterに投稿する予定なのでそちらのフォローも是非よろしくお願いします。
 
 それでは来週のグランプリレースに向かって、よい競馬を!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?