見出し画像

【焼肉ライク】1人焼肉がザ・至高だった件

「1人焼肉」
皆様は行かれたことがあるだろうか。

個人的には、
ワードとしては気にはなっていたものの、
1人で焼肉なんてこの人生で行くことなんてあるんかいなと思っていた。



が、いざ行ってみるとそこには「至高の世界」が広がっていた。

焼肉ライク 気軽に入れる1人焼肉の店

焼肉が食いたいな~とその日に思っても、
それに賛同してくれる仲間をすぐに見つけるのは意外と難しい場合がある。


そんなときでも、
「焼肉ライク」はその【かけがえのない焼肉欲】を素晴らしい形で満たしてくれる。



なんか、普通の焼肉屋には1人では入りにくいけど、
1人焼肉店チェーンのこの店なら周りもみんな1人だし入りやすい。




フラっと立ち寄ったのは「焼肉ライク上野店」だ。

入店。

席に案内されると目の前には1人用の「無煙ロースター」と「タッチパネル」、「タレ各種」のみ。



注文は全てタッチパネルでするタイプ。
終始、基本的には声を出す必要がない。


イメージとしては、「味集中システム」で人気のラーメン屋「一蘭」に近い。

注文してみる。

バラカルビ(¥480)牛タン(¥580)ごはん(¥170)を注文する。

あ、あとビール。
中ジョッキで580円



全てタッチパネルだ。



しばらくすると、肉とビールが運ばれてきた。



ビール飲みながら焼肉食べて2000円足らず。
安いもんだ。

ひとり、肉を焼く

肉を1人で焼いて、1人で食っている。

食べたらまた次の肉を焼く。



ただそれだけなのだが、これが新鮮だった。




みんなで焼肉に行けば、
会話したり取り皿のとりわけなどの気遣い、注文、みんなの肉を焼いたり、
じつはすっげー忙しいことに気づかされる。



しかしここでは
「肉を焼く」ことと、「肉にたれをつけて口に運ぶ」こと、
「そして味わう」ことにだけ意識を向ければイイ。




取り分けられた「もうちょっと焼きたい肉」を無理して食べる必要もない。


他人好みの焼き加減を気にすることもない。

・たき火をみているような

圧倒的没入感。
まるでキャンプでたき火を見ているかのような、そんな感じだ。

話し相手はいないのに、不思議と退屈じゃない。
逆にどこか「楽しい」と感じる。


焼けていく肉に目を奪われていると、後ろの面が黒焦げになっていることもあるので注意されたし。

・BGMがこのみ

店内には70-80年代のロックが流れてた。
QUEENのDon't stop me now 、
ABBAのDancing Queen、
Van HalenのPanama 、、、
etc・・・

これが実はドストライク。
かといって過度にテンションを上げるほどうるさくはない。


もう一曲聞いたら出よう。と思うと次も好きな曲。
店内のBGMをこんなに神妙に聞いたことなんて無いような気もする。

・肉を焼きながら思考を自由に巡らす至高の時間

みんなで焼肉に行くと、とても楽しい。
それは間違いない。

焼肉は『人類の創り出した文化の極み的エンターテイメント』である。




が、1人焼肉もそれに負けずと劣らない魅力がある

誰にも邪魔されない、自由な時間だ。


肉をコンロに置く。
焼けるまでしばらく待つ。
ひっくり返す。
そしてまた待つ。

この時間が、不思議と至高なのだ。


焼けていく肉を眺めていると、
ゆっくりとした時の流れを感じられる。


するとどんどん自分が小さくなっていく・・・。




網の上で焼けていく肉。



肉を焼く僕。



焼肉ライク上野店上空。



東京都。



関東地方。



日本。



アジア。



地球。



太陽系。



銀河系、



そしてこの全宇宙、



この広い、


気が遠くなるほど広い宇宙のわずかピンポイント、


約46億年前に誕生したこの地球の、


針の穴を差すようなこの場所で、


私はゆっくりと焼けていく肉を、


ひとり眺めている。







この瞬間、
僕は自由だった。

この奇跡的な瞬間に、
完全なる自由と思われる感覚に包まれた。





こんな特別な時間、日常にはなかなかないだろう。


「1人焼肉」が21世紀最強のソリューションである

2022年現在、世の中は情報で溢れ返っている。


ライフハック、
タイムパフォーマンス(タイパ)の上げ方、
いかにタスクを短時間でこなすかに関する方法、
自分の時間を取り戻す方法。




なんてことはない。


ただここで、肉を1枚焼けばよかったのだ。



1人フラッと焼肉ライクに入店し、
ここで1枚の肉を焼くだけ。


ただそれだけで、
自分の時間を取り戻すことが出来たのである。


まとめ

そんなことを考えていたら、ついつい長居してしまった。
BGMも良かったので、追加注文してしまった。



2時間くらいいただろうか。
#ちなみに料金の支払いもタッチパネルのみである。





退店してアメ横を歩きながら帰路に就く。



胃袋的にも精神的にも完全に満たされているようだ。




またいつか「自分の時間を取り戻したい」と思った時、
もう一度ここに足を運んでみようと思う。









最後までご覧いただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください💡

★★★サポートいただけると『猫のように懐く』場合がございます★★★