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エターナルゴッドミラクル サイドボードガイド

初めに

こんにちは ジン です

今回は以前紹介させていただいた僕のデッキ『エターナルゴッドミラクル』のサイドボードの採用カード紹介と採用理由及び各マッチアップでのガイドです。 ※カルドハイム発売前の環境です

先にお伝えしたいのが、サイドボードに『コレが正解』 は無いという事です。トップを走るデッキはあれどそれに対応するデッキやカードが常に研究され環境は動き続けます。トレンドもありますし、対戦するデッキが必ずしも環境で見られるデッキとは限りません。1戦1戦でサイドボードが活躍する振り幅は変わります。サイドインするカードがクリティカルであるかないかで勝率は変わります。ガイドとは書きましたがあくまでも僕の好みによって採用しているサイドボードの紹介になりますので、こういう考えもあるんだな。程度に見て頂けたらと思います。

サイドボードはコチラ

夢を引き裂く者、アショク1
天界の粛清2
機を見た援軍2
物語の終わり2
払拭1
霊気の疾風3
儀礼的拒否1
倦怠の宝珠1
外科的摘出2
サイド:15

夢を引き裂く者、アショク

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1枚でサーチ拘束、墓地対策を行う超優良PW。ありとあらゆるデッキに刺さります。コンボでよく使われるのがライブラリーサーチと墓地利用。その両方の領域を咎めるこのカードは青か黒を触れるデッキであれば是非採用したいです。また、フェッチを多用されるフォーマットであるモダンでは、サーチ拘束はかなり強烈でコレ1枚で身動きが取れなくなってしまう事もあります。現在環境トップの原野コントロールにクリティカルなカードです。大量のフェッチを腐らせ、約束の刻や原初のタイタンを咎め、墓地のウーロを追放します。払拭などでバックアップ出来るタイミングをみて着地を試みましょう。

タイタンデッキ、ドレッジ、ソプターコンボ、多色コントロール、ストームなどなどのデッキを機能不全に陥らせゲームを楽にしてくれますが、盤面に触れる事は出来無いこととPWである以上クリーチャーに殴られて落とされてしまう場合もあり、相手のターンに墓地に送くられたカードを即利用する事には干渉出来ないので絶対的な墓地対策にはならないので注意したいです。墓地にあって1番危険なカードはサージカルで確実に抜きましょう。

天界の粛清

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色対策カード。書いてある通り 赤か黒のパーマネントを追放してくれます。ラクドス、ジャンド、果敢、黒単、色が合えば大体入ります。

霊気の疾風やパスとの使い分けがかなり大事なので雑に使わないようにしたいです。

例えば、序盤でマナを与えたくないからという理由で安易にクリーチャーに天界の粛清を当ててしまうと血染めの月やクロ―ティスを置かれてしまい対処出来ないという事になる可能性もあります。逆に赤青果敢の僧院の速槍にパスを当てて第二メインに出てきた嵐翼の精体が対処出来ないなど、相手のデッキや状況によって選択が変わります。相手のデッキを理解し、適材適所な使用が求められます。

ケフネトでコピーしても強力なので、序盤に撃った粛清を神秘の聖域でトップに戻しコピーして盤面を制圧しましょう。

 機を見た援軍

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条件付きでライフゲインとトークン3体を生み出すお助けソーサリー。バーン、果敢、部族を初めとしたクリーチャーデッキやアグロデッキに非常に有効です。

3T目にトークンを生成し、4T目のジェイスも守る動きが理想です。負けてまう状況でなければチャンプブロックは慎重に行います。

出来るだけこの機を見た援軍で粘り、相手にクリーチャーを並べさせてから終末で盤面を一掃しましょう。

テフェリーの+能力で相手のコンバットに合わせて瞬速でキャストして討ち取ったりライフゲインだけだと勿体ない場面では相手のクリーチャーの着地を待ってからキャストするのも手です。

これもケフネトと相性の良いカードで、(白)だけでコピーを唱えることが出来ます。アグロデッキには決め手となるアクションです。

物語の終わり

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伝説の呪文の打ち消し及びもみ消し。正に『今』の環境ならではのカードです。以前はこの枠にはドビンの拒否権を採用していました。

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このデッキの弱点でもあるPWを通さない点という点ではドビンの拒否権の方が優れていますし、コントロールミラーの打ち消し合戦では圧倒的強さを誇ります。しかし、現在コントロールデッキの多くが緑を触っており、サイド後から夏の帳が必ずと言っていいほど入ってきます。打ち消されない打ち消しが打ち消されてしまうのです。なんてこった。。。(ドローまでされちゃうぞ☆)

その点、物語の終わりはカウンター出来る範囲は狭いものの、PWに当てられるのは勿論、現在の環境で猛威を振るっているウーロやオムナス、ヘリオッドも弾くことが出来ます。

そして使いどころで腕が出るのはもみ消し効果です。比較的クリーチャーの着地自体は許してしまうデッキですので(パスや終末で流す前提の構築)誘発してしまうETBや起動型能力をこのもみ消しで咎めていきます。FoNでは止められないクリーチャーのETB起点のコンボや、着地させてしまった置物の起動型能力もそうです。テーブルトップですと比較的スタックに積み優先権を渡すという挙動が流されがちな場面が多々あります。クリーチャーの着地で誘発する能力や墓地からの誘発、武器の装備、サイクリング、フェッチランドの起動まで多くの場面でこれらの動きを阻害し相手の計算を狂わせる事ができます。注意深く観察し最も有効な場面で刺したいカードです。

払拭

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お馴染みのインスタント限定カウンター。コントロールマッチのカウンター合戦では勿論、攻めに転じたい時にたった1マナあればこちらのPWを通したりクロックを守ることが出来るのでとても便利ですね。ストームやデルバー、グリシャなど小回りの利く動きで攻めてくるデッキにとても有効です。バーンにも入りますし、集合した中隊にも当たるのでヘリオッドカンパニーやドルイドコンボ、エルフにもサイドINしたりもします。


霊気の疾風

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赤か緑の呪文またはパーマメントをライブラリーのトップかボトムに送る色対策カード。トップかボトムに置くかを選ぶのは対象のオーナー。

天界の粛清同様相手のデッキの色と合えばサイドINされる優秀なカード。粛清と違い呪文に対しても当てられるのが魅力。また「打ち消す」ではないので夏の帳や打ち消されないに対しても効力を発揮する。(パーマメントに対して撃った場合は夏の帳で対象不適正になるので注意)

選択権が相手にある為トップに置かれても困らないようしっかりと計算して使いたいカードです。対策としては再キャストされても打ち消せるカードを用意したり、廃墟の地で強制的にライブラリーをシャッフルさせる、ジェイスの+2でボトムに送る、アショクの-で追放する、相手のフェッチの起動スタックに合わせて撃つなどあります。

血染めの月など一時的にロックが解除されてもまた置きなおされて身動きが取れなくなっては意味がないので、使用後の動きも重要です。月をどかしてる内にフェッチを切って基本土地を確保するなどして臨機応変に対応しましょう。

儀礼的拒否

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無色限定のカウンター。トロン系全般への対策カード。

最近ですとベルチャーなども現れだしたのでサイドに1枚欲しいカードです。神秘の聖域で使いまわせるのであるとないでは大きく違います。

倦怠の宝珠

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ETB及びクリーチャーーの着地によって誘発する事を禁止する置物。部族デッキ全般に非常に有効。(『出るに際し』には無効)

物語の終わりの項目にも書きましたが、比較的クリーチャーの着地自体は許しがちなデッキなのでETBを咎めることで部族デッキ全般の機能を大幅に下げることが出来ます。原野コンがトップである事からデスタクも非常に増えており、石鍛冶やスカイクレイブの亡霊にも有効になります。

因みに、バント石鍛冶にはウーロが入っていますが、私はサイドインします。コアトル、石鍛冶、呪文捕らえ、瞬唱の魔導士と多くのカードに有効であり、仮にウーロが着地されても、このデッキ相手にはパスを抜かないので、対処することが出来るからです。

外科的摘出

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墓地にある基本土地以外の対象のカードを墓地、手札、ライブラリーから探して追放できるモダン以下ではお馴染みのカード。

コンボデッキやトロン、コントロール、墓地利用、多くのデッキにサイドINします。

コチラもタイミングを見て最も有効な場面で撃ちたいカードです。相手のドロー後に撃ちコンボパーツをハンドから抜き取ったり、サーチして探そうとする前に撃って腐らせたり、墓地から誘発しようとしたところで追放したりと用途は様々です。

相手の勝ち筋や重要なパーツを落とすのも効果的ですが、相手のハンドを見れるというのもゲームにおいて大きなアドバンテージになります。コントロールマッチではカウンターや除去の有無を確認して仕掛ける事が出来ます。

0マナで撃てるのでメンターとも相性が良いですし、ケフネトでコピーして1度ハンドを見てから本体を撃ってハンデスするといった小技もあります。


最後に

今回はサイドボードについて書かせていただきました。当たり前のことしか書いてないような気もするのですが、自身の為の復習だと思っていい勉強(?)になりました。読んで頂きありがとうございます。

実はこの記事を上げる前にカルドハイムが発売され新環境になってしまいましたw モダンはどんな変化があり、新しいデッキが現れ、サイドボードも変わるのでしょうか?楽しみですね。 

それでは また

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