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淋しくないの?

 と、ある人から訊かれて、びっくりした。何を今更。
 淋しいのが辛かったら、一人暮らしなんてしていないし、今は新しい土地での新しい仕事に慣れるので精一杯、淋しいなんて思ってるヒマはない。
 勿論、多くの人々に支えて頂いて現在の自分があるのだが、自分には一人で生きていくことはデフォルトである。
 相手の「淋しさ」とやらを自分が解消できるという心積もりがないのなら、みだりにそんな問いは投げかけるものではないし、意地悪く見るなら、的外れで失礼なマウントではないか?とも受け取れる。
 こちらは覚悟があって今のライフスタイルを選択しているのだ。
 昔、職場の仲間とランチ会をした時に、恐ろしく駐車の下手な女性の車に乗った。自分が当時結婚していた相手が、駐車マナーにうるさかったので「そんな駐車の仕方で、ご主人に怒られないの?」と訊いたが「うちの人は気にしない」と一笑された。
 恵まれた環境で甘やかされていると、人間はダメになり、公共の場で邪魔な車の駐め方もするし、他人に不躾な質問も平気でするようになる。

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