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〈四柱推命・算命学〉比肩大過における性差

 自分は身弱の官星大過で女命(日柱が冠帯なのでどっこい生きてる)という、なんとも難儀な星だが、男女問わず、比肩大過の人と密接な関わりを持つことが多い。
 気分を悪くされる方がいらっしゃるかも知れないが、ハッキリ言う。男性の比肩大過は結婚には向かない。大体比肩が財(=女性)を剋する星なので、それが大過するとDVやモラハラに結びつきやすい。ただ、比肩大過男性であっても、日柱が穏健な星だったり、相手の女性の日柱が比肩大過男性にとって官になり、しかも他柱と通根して身強で勢いがあったりすれば、うまくいくかも知れない。我の強い男性が、そういう女性に与するのをよしとするかどうかは疑問だが。
 比肩大過女性の場合はどうだろう。こちらはおおむねあまり警戒する必要はないように思う。バイタリティ旺盛なので、つきあうのにエネルギーがいるのは確かだが、ほとんど自分の部屋にしか星がないので、まっすぐで不器用で、接する人間の庇護欲を掻き立て、女性に時折ありがちないやらしい裏表もなく、つきあいやすい。ただ、比肩大過で他に食傷しかないタイプはキツい性格になる。
 +印星のみは、自己表現が下手で、人から誤解されやすいが、他意はないことが多い。+官星のみは、自我が強いながら自分を相対化・客観視できるので、比肩大過でもバランスの取れた性格になる。最も要注意なのは比肩大過+財星の女性で、比肩が財星=女性らしい優しさを殺してしまい、比肩大過+食傷タイプよりもキツい性格としてあらわれることがある。+食傷が、キツいけれどもキレたいだけキレたら、ケロッとサバサバしているのに対し、+財星タイプは、キツい上に陰湿で根に持ち、敵を潰す隙を窺う戦略性を持っているように思う。

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