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猫との暮らし① 〜ナナがやってきた〜

今、わが家には猫が2匹いる。
置き餌をするとどちらかをがもう一匹の分まで食べてしまうらしく、どちらかがもう一方より巨大化する。しかし、一方が永遠に巨大化するのではなく、かわりばんこに巨大化して今は立派な雄猫二匹に成長した。
と書き始めたらMrs.boarからクレームがきたので書き直すことにした。

わが家にはゴマとミソという名前の猫が二人いる。
ご飯をあげるとき気をつけないと相手の分まで食べてしまいひとりが大きくなる。って猫の話か人間か? 
イラッとされたあなた、愛猫家ではないですね? 

わが家に初めて猫がやってきたのは今から22年前の夏のことだ。

まだ小学生だった子供たちと近くのプールに行った帰りに、かき氷屋の屋台の横から手のひらに乗る大きさの仔猫がヨタヨタと歩いてきた。娘のひとりが手招をすると不思議に手の中に入ってきた。人慣れしているので、かき氷屋のおじさんの飼い猫かと思ったがそうではなかつた。
この仔猫を連れて帰ったことからboarと猫との長いつき合いが始まった。

手の中に入ってきた仔猫は疲れていたのかそれとも安心したのかとても大人しい。抱いたままクルマまで連れて行き、浮き輪の真ん中にある穴にバスタオルを敷いてそこに寝かせて帰ってきた。

家にいたMrs.boarは大の猫好き。子供の頃は何匹もの猫を育てた経験がある。仔猫を連れて帰る数日前にもミセスと猫の話をしていた。本当は猫が飼いたいのだろうと感じていたので、仔猫を連れて帰ったらどんな顔をするのか楽しみであった。
ミセスの反応はboarの想像以上だった。早速、連れて帰った仔猫のようすを確認し、ノミがいたのでノミ取りシャンプー、仔猫のご飯、トイレとトイレの砂などを近くのホームセンターに買いに行くよう指示された。
たぶん、boarが買い物に迷っているときミセスと子供たちは仔猫を撫で回していたのではないかと思っている。

仔猫の名前はすぐに決まった。連れて帰った日が7月7日で雌猫だったので「ナナ」という名前になった。

話は少し変わるが、boarの家族は、両親が建てた家で暮らしていて、両親は動物があまり好きではなく動物を飼って家が汚れたり傷ついたりすることを嫌っていた。
2番目の娘は猫が大好きだ。猫好きの次女にboarの両親は猫のぬいぐるみを誕生日ごとにプレゼントしてくれていた。それは猫を飼うことを禁じていた娘に対する気づかいだったのだと思う。

ナナとは2021年12月21日に亡くなるまで、21年間一緒に暮らしてきた。ナナと暮したことで私たち家族はそれぞれがたくさんのものをナナからもらった。
猫(動物)を飼ったことがない人には理解してもらえないかもしれないが会話のできない猫(動物)から、「やさしさ」「思いやり」「癒し」「励まし」「喜び」「やすらぎ」「頑張り」「思い出」などいろいろなものをたくさんもらった。

これから、少しずつ猫との暮らしについてお話をしていこうと思う。
よろしければお付き合いください。

「boarのnoteに来てくれてありがとうございます。最後まで読んでくれた貴方に感謝します。」



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