《日記》25年前の記念品と思い出の校舎
昨日は自身が通っていた小学校で、タイムカプセルのオープンセレモニーに参加してきました。
タイムカプセルは小学1年生のときに埋めたから、いまから25年前ぐらいになります。
(私が何歳ぐらいかバレてしまう(汗))
タイムカプセルに何を埋めたのか全くもって覚えていないので、変なものを入れてないかかなりドキドキしていました。
学校では懐かしい面々に会うことができました。
自分のことなんて覚えていないだろうと思っていたのですが、顔を合わせた瞬間に「XXくん?」と言われて驚いたし、自分でもその相手が誰なのかがわかりました。
月日が経っているのに、当時の記憶を掘り起こせるって凄いです。
男女ともに大体、顔と名前が一致している人が多かったけど、そうじゃない人も申し訳ないけど少なからずいました。
18年という月日は本当に長くて、ここまで大人になってしまったんだなーと感じずにはいられなかったです。
結婚してお子さんを連れてきている人が何人もいたから、もうそれぞれに所帯を持っている時期なんだなと痛感しました。
タイムカプセルのオープンセレモニーでは小学6年生のときの担任が来賓として挨拶をしたのですが、その先生は途中で転任してきているため、タイムカプセルのことについては全く関係ないのではないかと思ったら、本人もよくわからないけど呼ばれたから来たという感じで話していました。
少しおっちょこちょいな所も、あの時のままだなーとしみじみと感じていました。
さて、本題のタイムカプセルの中身はというと、手紙ではありませんでした。
好きなことや将来の夢、仲良しの友達を書いた厚紙でした。
表紙には訳の分からない絵が描かれていて、当時の自分の頭の中が気になりました。
厚紙の中には当時の自身の写真があり、
当然だけどかなり幼くて、
無邪気な雰囲気が出ていました。
でも、心なしか他人の様子を伺っていそうな目をしているようには感じました。
今でも他人の様子を伺って行動しているから、自分の癖なのでしょう。
将来の夢には驚きました。
「サッカセンシュ」と書かれていて、おそらくは「サッカーセンシュ」と書きたかったのだろうなと推測してます。
正直、どうしてこの夢を書いたのか不明です。
サッカーのことなんて全然わからないのに。
もしかしたら休み時間にサッカーでもしてたのかな……?
あとはカタカナを書くことが好きだったのかもしれないとも思いました。
好きなことには「ジャングルジムウンテイナワトビ……」といった具合に書かれていて、「ナワトビ」を「なわとび」と書かなかったあたり、カタカナに対して強いこだわりを持っていたんだろうなと、ちょっと笑えました。
それに読点もないから、外国人が覚えた日本語みたくなっていました。
タイムカプセルには当時の担任の先生が入れたクラスメイトの名簿も入っていました。
転校してしまった人もたくさんいるようでした。
それと合わせて辛いことも思い出してしまいました。
もし生きていれば、本当はこのタイムカプセルの中身を受け取るはずだったんだろうなと思うと、悲しかったです。
校内ツアーもしたが、本当に懐かしいという言葉に尽きます。
この教室で授業を受けていたなーとか、よくケガをして保健室に訪れていたなーとか、よくこの廊下を走っちゃいけないのに走っていたなーと当時を思い出していました。
当時と違う部分もあって、液晶モニターが各教室に導入されていたし、階段には英単語が貼ってありました。
体育館には冷暖房が導入されてもいたから、いまの子どもたちは昔よりも学びやすい環境が整っていると感じました。
タイムカプセルのオープンセレモニーということで、久々に校舎にお邪魔しましたが、2年後には校舎老朽化のため建て替えが始まるそうです。
つまり私が通った小学校の姿は2年後には無くなってしまうということ。
学校自体はなくなるわけではありませんが、自分の通っていた学校の姿が変わってしまうのは少しだけ寂しいです。
でも、子どもたちが安心して授業を受けられるようにするためには、建て替えは必要だから仕方がありません。
私は心の中で「今までありがとう。さようなら」という気持ちを持って、小学校を後にしました。
《おわり》