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やらなきゃ良かった。この育て方。

ずいぶん前の、これは上の子達が幼稚園にも入っていない頃の話。

自宅でのんびりこどもたちと過ごしているときに、部屋中目一杯オモチャを出されてしまうと、仕分けて自分が片付けるのが面倒になってしまうだろうな…との想いから、「一種類のオモチャで遊んだら、それを片付けてから次のを出そう!」と呼びかけていた時期がありました。

上の子はとても素直に話を聞いてくれていたので、本人も頑張って、私も頑張って片付けていました。

次の子がオモチャで遊ぶようになり、何度呼びかけても前のオモチャを片付けてくれませんでした。こちらの言うことはあまり聞いてくれないタイプの子でした。自己主張がハッキリしているので、こちらも対案を出して折り合いをつけられるタイプの子でした。オモチャは仕方なく、そのうち片付けるだろうと思いながらも、声がけはして、私が片付けていました。

下の子が産まれる頃には私もかなりザックリしており、まーいーかー!と目一杯オモチャを出して遊ばせていました。上の子達も一緒に片付けてくれるし、自分の仕事はそんなに増えるわけではなくなったから、余裕もできたのだと思います。
すると、こどもたちの遊びが一気に広がりました。プラレールに粘土を載せて走らせてみたり、コンビカーのタイヤをプラレールの車輪使って歯車のように動かしてみたり。本でピタゴラスイッチもどきを作ったり…

部屋の中はしっちゃかめっちゃかで足の踏み場もないのですが、その中にこどもたちの発想力の豊かさを垣間見ることができて、それはそれは面白くワクワクしました。

え!こうきたか!…いやいや、それはやめてくれよ…なるほど!こどもの考えは柔軟だわ!と、感心するやら呆れるやら…

こちらに余裕もないとさせてあげられないのですが、オモチャ同士を混ぜこぜにして遊ぶのって、色んな発想が出てきて面白いなぁと思ったのでした。

だから、もし私がこの記憶を持ったまま、一番上の子の産まれた頃に戻れるのなら、絶対もっとのびのびと、本人のやりたい!の気持ちを引き出しつつ育てたい…

知人と話していたとき、「親の話を聞いてくれる子だったら、あれこれ口出ししてしまうかも知れないなぁ。うちは聞いてくれないし、話しても苛つかせてしまうから、はじめから別人格として言うこと聞かせようとは思っていないけれども…。」という話題になりました。

あぁ、そうか。うちの子はとても素直だったから、今まで言うこと聞いていてくれたんだ、と。現在の反抗は、そこから巣立つための試練なのだ、と。親にも、本人にも試練です。

そんな中、中学受検を希望している本人…塾にも通わず1人で勉強するとは言いますが、人生初めての受検に親が口出ししないこともできず…険悪になってしまっています。

あなたがどうしたいのか、じっくり聞いてあげられるうちに、しっかり聞いてあげれば良かったです。


さて、ここからです。過去のことを嘆いても、何も生み出せないのです。

だから、どんな関わりがいいのかを模索します。あと数ヶ月で試験日です。本人の意思も尊重しつつ、できる限りのサポートをしていけたらいいのですが…今は本人のことを信じ切れず、口出し過ぎて悪循環にハマっています。

なんとかしないとー!

焦っちゃいます。

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