帰国前日の虹

帰国のフライトを明日に控え、記事を書いている場合ではないのですが、これだけは記しておきたいという話題です。今は3月2日(土)ですが、今週も1日1日が濃く、この日記に記すべき出来事も多かったです。が、今はそれどころでない忙しさなので、日付は前後しますが帰国後に書き足すことにします。

今日はSenate House Library(国会図書館とロンドン大学のコラボみたいな感じ?)に、最後の本を返しにロンドン中心部にある文京地区ブルームスベリーに出かけました。

返そうとしていた本の一つ、これ、まだコピーをとっていなかったと気づき、その場でスマホでスキャン。本当にMicrosoft Lens 様様ですわ。このアプリのおかげで、どれだけ研究がはかどったことでしょう。禁帯出の本など、スマホやカメラがなければ本当に困ります。これらがなかったちょっと前までの研究者は、一体どうしていたのでしょうか。

というか日本の某母校の私大の図書館でスマホで資料の写真を撮っていたら、警備員が飛んできてめっちゃ怒られました。え、だめなんですか?なんで?イギリスはむしろ逆なんだけどなあ。「有料のコピーサービスもあるけど、ご自分のスマホでコピーを撮られるのが一番よろしいかと」と司書たちが勧めてくれます。資料を傷めないような本用枕とかペーパーウェイトとか、使い方も教えてくれます。
日本でのその苦い経験は、数年前の話だから今は違うかもですが。

いえいえ、話題はこれではないのです。
その、スキャニングという最後のあがきを終え、すっきり全ての本を返却したことを確認し、地上階の出口にて。ん?雨?天気予報ではまったくなかったのに。空は晴れているのに。

ならば別の出口から帰ってみようか。ついでに、せっかくだからトーニーのおうちを最後に訪問しておこうか。歩いて10分くらいだから。

と、ラッセルスクエア方面の出口から、トーニーのおうちがあったMecklenburghスクエアを目指そうと空を見上げたら…

ロンドンは天気が変わりやすいので、結構虹をみることもあります。
ここまで当ブログに付き合ってくださった皆さまにも、幸運のおすそ分け🤞

トーニーの、かつてのおうちの上空あたりにこんなに大きい虹が。なんてスイートな贈り物なんでしょう。泣ける。実際、帰路、泣いた。

ホスト家に帰宅してJに写真を見せると、「ヒャハー、これはもうサインよね」、おとうP「ウオゥ、ワンダフル!」

明日のフライトは夕方なので、実は半日、有効に使えるのです。日曜なので教会に行きますし、礼拝後のTheologyセッションでは、今回、Jと共同のチェアを務めます!このひと月くらい、Jと一緒に議題や質問についてかなり練ってきました。サム司祭の応答や、皆さまの反応もまた楽しみです。

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