今日投稿すれば155日連続!継続は力なり!とのこと(すごい!バージョンも見た)

 学校が願書を出し忘れたため生徒が志望校を受験できない事件が今年も発声した。今年も、と書いたのは今までに何度か起きているからだ。記録していないので正確な数は分からないが、数年に一度は日本の何処かで起きている気がする。受験生が気の毒でならない。何とかならないだろうか。
 こういったケースは今後も起こり得る。悲劇を繰り返さないために、再発防止策を考え出さねばならない。
 学校側と生徒で願書を提出したかどうかダブルチェックする方法はどうだろう? ダブルチェックを二重、三重に繰り返せば未提出の危険性は減るのではないだろうか。
 オンライン出願というのは行われないのだろうか? 願書を受領したら生徒側のメールアドレスに返信し、確認する。志願者の住所を書いた返信用はがきを入学願書に最初からセットで入れておく方法もある。メール返信も郵送も志望校側の負担が大きくなるという反論が出るかもしれない。その分の人件費などは志願者の負担にしたいと志望者にあらかじめ通知しておくのはどうか? 受験生の側は嫌と言わない気がする。「それだけ手間をかけて対応してくれているのだな」と信頼感を持ってくれるかもしれない。
 信頼感の醸成は重要だ。篤く信頼されないと、その学校が淘汰される恐れだってあると思う。教育機関だからといって生徒の保護者が全幅の信頼を置いてくれる時代は既に終わった。とりわけ私学は危険だろう。少子化は今後も継続するわけだから、頼りない私学が志望者を集められなくなる可能性がある。「願書出し忘れました、てへぺろ」で済まされるほど世の中は甘くないだろう。生徒側は学校に金を出しているのだ。その結果が、ありえない失態だ。「誠意の見せ方を教えてやる」と啖呵を切り今までの学費を全額返済して、許してもらえるかどうか? 無理かもしれない。
 個人的には、願書出し忘れ系の事件は報道で何度も見ている気がするので、この手のミスが少ないとは思えない。教育者とは失敗から何も学ばない生物のようだ。抜本的な対策を講じない限り再発するだろう。継続は力なり、というがミスの継続は力のロスでしかない。人のせいで努力が実を結ばないのはよくあることだ! という真理を学校が生徒に教え込みたいのなら別だが、今回のようなスパルタ式教育は時代の流れに逆行している。それに、そういうのは部活でも味わう(私事だが、ここで謝りたい――私のミスで負けました。今も悔やんでいます。ごめんなさい。もう取り返しが付きませんけど、それでも謝ります。ごめんなさい)。他人のミスが原因の連帯責任は社会人になってから何度も味わう。その苦さを骨の髄まで徹底的に叩き込むのは受験生の三月でなくてもいい。

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