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[創作]街を散歩、私は私。

もう遠くになりそれでいて鮮明になった過去を持つ旧友と、ふとした感慨に一緒に散歩をする。

あるいは私が1人で街を見る。建ち並ぶタワーとその間に茂る街路樹との間を、楽しさそうな往来とに混じって。

私は私だ。

何ものにも変えられず、何ものにも翻されることのない。

私は私だ。

街は私の効力を最高に、人々は私の人間性を究極に保つ。

街と人、それだけで十分である。

私はいつだって、私だ。

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