デザインも文章を創造を越えて

仕事がらデザインのディレクションをすることがあります。その時に心掛けていることが、お客様の創造を越えること。こんな表現があったのか、これは思いつかなかったな、などデザインを見てもらった時にお客さんのこころの声が聞こえそうなリアクションの時は得てして、非常にスムーズに仕事が流れていきます。

逆にデザイン案件でつまづいた時は地獄を見るような思いです。非常に細かい、言葉が悪いかもですが、どうでもいいようなところまで修正が入り、直しても直してもゴールが見えない迷宮の中でもがくこともあります。

先に申したお客さんの創造を越えるデザインでも、よくよく見れば細かいところは突っ込まれそうなところもあります。しかし、想像を越える=大きな感動があるのでしょう。そういった細かいところは視野に入ることなく、ほぼデザインについては一発OKになることが多いのです。

だからデザイナーからデザインが上がってきたとき、想像の範囲内いや範囲以下のものが出た時は、私のこころは深いブルーに変わってしまいます。お前がしっかりとディレクションしろよ!というツッコミを受けそうですが、忙しいとどうしてもポイントだけ伝え、後はデザイナーにお任せということもあります。

そんな過去の経験がこびりついている私にとって、最近は文章も同じなのかな、と思ってきました。数カ月前からお客様のブログ記事を代筆する仕事をやっています。もともと文章が苦手な私。それを越えようといろいろと努力をしていますが、やはり素人レベルの文章力です。

そんな中、なかなかお客様からOKをもらえず、迷宮に入ったブログがありました。お客様からいただける情報が少なく、私でいろいろと調べて作っていった感じで進めましたが、あーでもない、こーでもない、とつまづくつまづく・・・・

私の文章力が無いところがだぶん目につかれたのでしょう。ちょっと気になったら、次から次へと修正ポイントが増えて、はたまたはブログのコンセプトまでも揺らいできました。

最初にしっかりとポイントを聞いて、どのようなテイストでどのような主張の文章にするかというところが甘かったなという反省もありますが、何となくデザインと同じような気がしてきました。ありふれた創造範囲内の文章だと、デザインと同じように感動がないため粗が目についたのではと思うようになったのです。

次のチャンスは型にはまらないよう、ちょっと冒険した文章を書いてみようと思います。どこまでできるか、さあチャレンジ、チャレンジ。とにかくPDCAを回して、ちょっとずつでもレベルアップを目指して頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?