福祉の世界に 3 グループホーム編

今回もお読み頂きありがとうございます。
前回の続きです。

グループホームへの採用が決まり、就業1日目。
各職員に挨拶を済ませ、施設の案内を受けました。
当時21歳の私には、衝撃の連続でした。それは後程…

挨拶や施設案内を受けている時に感じた事は、『圧倒的な男性職員の少なさ』

女性職員が90% 男性職員が10%

当時は、保育士や介護は女性の仕事という意味の分からない風潮がありました。男性の保育士は珍しいと言われていた時代です。今でこそ、そんな風潮はありませんが…

初日は見学や案内等で終わりました。

その後は、色々な事に衝撃を受けながら怒涛の1週間でした。

最初の私の仕事は、『見守り』です。
ホールにいる方々を見守る仕事でした。
誰かが動き始めたら、職員に教える…これを1週間しました。

1週間経った頃、とある姉御肌の職員さんに
『あんた若いし、身なりも派手だからすぐ辞めると年配の職員達は言ってるよ。だから見守りだけさせてちょっとした仕事しか教えないんよ。くだらないよね。辞める気なんてないでしょ?明日から私が教える。文句言われるだろうが付いてきなよ。』

衝撃でした。本当にくだらない。今でこそ、この業界は人材不足です。信じられないかも知れませんが、昔はそんな事無かったのです。私の在住している所だけかも知れませんが…変わりは沢山いる…
こんな考えが蔓延っていました。

介護職の離職理由に『人間関係』

というものがあります。正にこれです。新規の職員を潰してしまう。なぜなのか…

ま、そんなこんなで姉御肌の職員に話をされ、凹むどころか闘志が湧きました。
見た目と年齢での判断…
見返す為にはどうしたらいいか…仕事を覚え追いつく事
仕事を任せられる職員になる事
これが1番手っ取り早い。

次の日から、姉御肌の職員に付き色々教えて頂きました。
認知症の方に対するコミュニケーションの取り方
入浴介助
排泄介助
食事介助
移動移乗介助 
細かな事から、大きい事まで教えて頂き、他の職員に話をして譲って頂き数をこなしていきました。

半年程経過すると…文句や意見もでず認められたなと思う事が沢山ありました。
半年間は色々な事を言われましたが、それが逆に自分を奮い立たせてくれました。ありがとうございました。

結果から申しますと、このグループホームに2年8ヵ月勤める事になります。

その間に、色々な勉強し教えて頂きました。

まず、資格です。

当時は、ホームヘルパー2級
介護福祉士
介護支援専門員(ケアマネージャー)
というのが主な資格でした。

しかし、ホームヘルパー2級は無くなると当時から言われており介護福祉士を目指す事にしました。

次に施設の種類。
これは割愛します。

働き始めて2年程たった時…ふと疑問が生じました。
このままでいいのか
自分のしたい福祉はこの形なのか
という思いが日に日に膨らんでいきました。
この時点で、介護・福祉の世界にはまっていきます。



そして、事件が起きます。
今回はここまで。お読み頂きありがとうございました。

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