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神大選手紹介二人目~あの輝きをもう一度巻田理空


はじめに

皆さんこんにちはウイングです。今回は神大の主力にして頼れる副キャプテンの巻田理空選手の紹介をしていきます。

高校時代~全国の舞台での悔しさ

地元の愛媛の強豪松山商業高校で活躍していた 巻田選手。先輩には中央大学に進学し、現在大塚製薬で活躍している千守選手や大東文化大学に進学し今年の箱根駅伝を走った木山選手らがチームメイトにいたなか早速一年から全国高校駅伝を走り5区34位、二年生には完全にエース格となり4区32位チームも総合18位と躍進を果たします。そしてエースとして迎えた3年生、チームは県駅伝での出場を逃しながらも辛うじて地区枠で全国出場を勝ち取ります。しかし巻田選手は1区を走るも区間48位、チームも49位と前年から大きく順位を落とす悔しい結果となります。

大学一年~確かな自信

地元の先輩鈴木健吾選手を追いかけるようにして神奈川大学に入学した巻田選手。持ちタイムは
14分38秒と同期の中でも目立ったものではないなか、10月に大学初レースそして初の一万メートルを29分37秒と見事なタイムで駆け抜け一気に箱根駅伝メンバーの座を勝ち取ります。本戦では偵察メンバーに終わるもこれ以降巻田選手は大きく飛躍していきます。

大学二年~覚醒

 二年生になり彼は急成長を見せます。2月には一万メートルでこの学年初の28分台を叩き出し、関東インカレも28分台、全日本でもエースが集う4組を任され21位とまとめ日本学連選抜にも選出されます。夏を超えても巻田選手の勢いは止まらず箱根予選会では最後まで他大学のエースと渡り合っての29位。4年生のエースが故障で出遅れる中エースの役目を果たします。こうして迎えた箱根駅伝本戦任されたのは大事な一区レースは中央の吉居選手が飛び出しそれを追うべく後方集団も10キロを28分台のハイペースになります。しかし巻田選手は粘りの走りを見せ区間11位、チームの総合12位に大きく貢献します。しかし巻田選手はこの箱根駅伝以降大きく苦しむことになります。

大学三年~暗転

2月の記録会で5000mで自己ベストを出すなど好調をキープしていた巻田選手。しかし関東インカレでは昨年より1分弱タイムを落とし、全日本予選会でも昨年より順位を落とすなど不調に終わり駅伝シーズンに不安を残しました。そうして迎えた駅伝シーズン、スタートラインに彼の姿はありませんでした。安定感抜群の頼れるエースを欠いたチームは箱根予選会を通過できず、全日本大学駅伝も苦しい結果になりました。それでも、巻田選手自身は11月に自己ベストを記録するなど復調の兆しが少しずつ見えてきました。

大学四年~苦しみながら

迎えたラストシーズン苦しみながらも巻田選手は少しずつ状態を上げて行きました。丸亀ハーフマラソンと学生ハーフを64分前後でまとめ、関東インカレでは3年連続の1万mで29分13秒、全日本予選会では3組目で僅差の15位と二年前のようにはいかないものの、安定感抜群の巻田選手が戻ってきました。そして箱根駅伝予選会。役割は二年前とは違い、集団走のリーダーとしてチームを引っ張る役目でした。結果は個人としてはチーム5番手の120位でしたが、15キロまで集団走のメンバーを引っ張り続けるという心身共にハードな役割をこなし、みずからもチーム中位に入る走りは  順位、タイム以上の強さを感じました。

最後に

 今度の箱根駅伝が神大の選手としては最後の駅伝となる巻田選手。二年生の時のように美しいフォームの粘りの走りを見せチームを良い流れへと乗せる。そんな走りが見れることを期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました

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