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古代中国の宰相0001

斉国の宰相たち

春秋戦国時代


 古代チャイナの戦国時代には、戦国の七雄と称されている7大王国が割拠して、覇権を競っていました。もちろん7国それぞれが同じ程度の国力をもっていたわけではなく、実際にはそのなかでも強大な軍隊と広大な領土とをもっている国は、西方の秦国と南方の楚国、そしてそれについで東方の斉国でした。中原にある趙・魏・韓の三国はもともと晋という一つの国であったところが、3分されたため、また周りにフロンティアがないため七雄のなかでは比較的弱小となることが避けられませんでした。
 春秋時代からつづいていた斉の国は東方の雄として西方の秦国、南方の楚国とともに、戦国の七雄のうちでも、特に強大な国力を誇っていました。斉は有名な太公望を始祖とする名門の国ですが、戦国時代にはかつてはその家臣であった田氏が本来の主君である呂氏になりかわって国を治めるようになっていました。

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