私の体験談

私が以前に入っていた
スピリチュアル団体での経験です。


信者がそこまでだった頃は、
『○○さん』と呼ばれていた。
信者が増えるに連れ、
『○○先生』となり、
『○○様』と呼ぶように言われた。

「私のパワーは金額に換算出来ない」と言い、
更には皆の前で
「信じる気持ちと感謝の気持ち=金額。
何故なら、見えないものを視える私と違って
あなた達は目に見えるものが
全てだから、一番分かりやすいでしょ?
本当に感謝の気持ちがあるなら
どうしてでもお金を出すでしょ?
幸せになりたいなら、
パートでも内職でも誰かに借りてでも、
幸せになる事に比べたら
どうって事ないでしょ?
側近の○○なんていくら御奉納してくれている。
あなた達が本当に幸せになりたいかどうか
自分次第だけどね」と
幸せになりたくてすがった人に
お金を出すように促しつつ、
『自分次第』と強制ではないと
自分の逃げ道も忘れない。

「幸せな本当の世界で生きたくない?」と言い、
今の環境に不安がある人を手放さないようにし、
「前はこうおっしゃっていたのに
今はこうおっしゃってて
どうしたら良いか分からない」と
純粋に聞く人に対しては
「私は宇宙の神々と交信して
御神託を降ろしているから
神様はその時々で今に合った
御神託を私に降ろしてくれている。
今この瞬間に降りた御神託を
信じれないなんて心の勉強が
足りていない。
余計な思考にまみれてる。
他の人はそんな事言わないわ。
皆どう思う?」と
敢えて皆の前で言い、
公開説教し、
疑問を持った人が悪いように
もっていっていた。

お金が続かなさそうな弱い人を見付けると
「いつも心のお勉強頑張ってるから
何かの足しにして」と数万円渡して
離さないようにし、
離れようとする人には
「幸せになる事を諦めたのね。
ここを去るのは自由だけど
本当の世界で生きていけないよ。
今まで護られていたのに、
それを当たり前に思ったのね。
去ったら不幸になるだろうけど
あなたにお任せするわ」と
またもや自分の逃げ道を作りつつ
不安を煽るのも忘れない。

高額な御奉納している方を側近にし、
皆の前で
「この人は一番多くの御奉納をしていて、
それだけ私を信じてくれているから
成長がすごいの。吸収力が違う。
皆こうなって欲しい。
皆で幸せな世界でお金持ちに
なりたいじゃない。
お金は循環して
信じている人に入る。
この前あなた臨時収入あったもんね」と 
またお金の話を出し、
皆を鼓舞する。

やめたいと周りに言うと、
「ここまで勉強もして
お金もかけて勿体ないよ。
ここにいるからあなたも○○様に
護られて幸せにいれているのに。
その気持ちを忘れて今の幸せを
当たり前に思っちゃったのね。
悲しすぎる」と言われ、
私がやめたい意向だと○○に伝えられ、
マンツーマンでお説教。
そして最後には
「本当は私とマンツーマンで話すなんて
数百万するのよ。
政界の要人や芸能人しかやらないし、
あの人達は私とのこういう時間の
大切さが分かっているから
お金も惜しみなく出すし、
その人に降ろした御神託を
素直に受け取ってくれるから
みな成功している」と言われた。
(私は政界の人も芸能人も来ているのを
見た事がないが)

実感した事はなかったが、
実は護られていて離れたら
不幸になるのではないか、
限界を超えてまで使ったお金も
いつか返ってくるのではないか、
こんなに奉仕していたのだから
いつか報われるのではないか、
私は自分の病気がきっかけで入ったので、
それが酷くなるんじゃないか、
色々な不安しかなく、
やめる決断が出来なかった。

そんな時に家に届いた督促状。
夫に知られ、もう言い訳も出来ず、
私も誰かに助けてもらいたかったので
泣きながら全てを話した。
1つ1つ、矛盾点を挙げられ、
何も言い返せなかった。
矛盾に対する答えがなかったから。
実際、私の病気も入ってから悪化していた。
「もう連絡も何もしなくて良いから
そのまま関係者を全て断って。
始めは軽い気持ちだったんだろうけど、
こうなるって分かった勉強代と思おう。
僕はどちらかと言えばポジティブ思考で
応援隊員はマイナス思考だから、
そんな僕に言いにくくさせてしまった
僕にも責任はある。
だからこのお金は払うから、
これからは先に僕に相談して欲しい。
信じるものがあれば、何かあっても
自分が信仰心が薄いからとか
信じてるから良くなったとか、
全てそのせいに出来るから楽なだけ。
それじゃ何の解決にもならない」と
言ってくれた。


これでも割愛しましたが、
長くなってしまいましたが、
私の体験談てした。

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