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VSCodeが重いときにやるべき事

この記事を読んでるということは、やはり最近、VSCodeは重くなってきましたよね?

かつての軽快さを戻す方法を本記事では紹介しますが、全く別アプローチとして、VSCode Insiders に乗り換えるという方法もあります。まずは本記事で複数の解決策を試して、皆さん各自にあった解決策を模索することをオススメします。この記事に記載されてる内容を試して軽快にならない場合、最後の手段としてVSCode Insidersへの乗り換えを検討してみて下さい。(※乗り換え方法記事へのリンク先も後述してます)


2023/9/30追記
VSCode は慢性的に重く、決定打となる解消策はないことが分かりました。ただしVSCode Insiders へ移行すれば解消します。詳細は下記記事をご参照ください。


VSCodeは2022年頃からwindows/mac/linux問わず明確に重くなっています

Visual Studio Code (以下、VS Code) が重くなる原因は様々ありますが、以下にいくつかの一般的な原因を示します。

  1. 拡張機能の数: VS Code は、多数の拡張機能をサポートしています。しかし、多くの拡張機能をインストールしていると、それらが一緒に動作するために必要なリソースが増加し、VS Code の動作が重くなることがあります。

  2. ワークスペースのサイズ: 大規模なプロジェクトを開いていると、VS Code が必要とするリソースが増加するため、重くなることがあります。

  3. 設定の不適切: VS Code の設定が不適切になっている場合、性能が低下することがあります。たとえば、テキストのサイズを拡大するなど、要求されるリソースが増加する設定を変更すると、VS Code の動作が重くなる可能性があります。

これらの問題を解決するためには、以下の方法を試すことができます。

  1. 不要な拡張機能を無効にするか削除する。

  2. プロジェクトのサイズを減らすために、VS Code 以外の開発ツールを使用する。

  3. 設定を調整して、リソースの使用を最適化する。


pluginが重い可能性も?


VS Code でどの拡張機能がCPUを多く消費しているかは、次の手順で簡単に確認できます。

  1. コマンドパレットを開きます。WindowsやLinuxであれば、Ctrl + Shift + P、Macであれば、Cmd + Shift + Pを押します。

  2. コマンドパレットに「Developer: Toggle Developer Tools」と入力して、エンターキーを押します。

  3. 開発者ツールが開きます。ツールバーから「Performance」を選択します。

  4. 「Start profiling and reload window」をクリックして、パフォーマンスプロファイリングを開始します。

  5. パフォーマンスプロファイリングが終了したら、「CPU」をクリックして、CPU消費量の高い順に拡張機能を表示します。

  6. CPU消費量の高い拡張機能を無効にすることで、問題を解決することができます。

以上の手順で、VS Codeの開発者ツールを使用して、CPU消費量が高い拡張機能を特定することができます。注意点としては、パフォーマンスプロファイリングを実行する際に、VS Codeは一時的に停止します。プロファイリングが完了するまで、VS Codeを使用できなくなります。また、パフォーマンスプロファイリングを行うと、CPUやメモリの使用率が高くなることがあります。

VSCodeはElctron上で動作しており、つまり内部はChromeです。
Chromeでのパフォーマンス測定と同様の手順となります。

VS Code Insiders への乗り換え検討

一連の工夫をしても軽快にならないこともあります。その場合は諦めて、VS Code Insiders へ乗り換えるという最終手段があります。型落ちのPCでも軽快に動き、現行PCであればさらに快適に動作します。

VS Code Insidersは、Microsoftが開発したVisual Studio Code (VS Code) のプレビューバージョンです。VS Code Insidersと通常のVS Codeの違いは、Insidersバージョンは開発サイクルが非常に短く、通常は毎日更新が行われます。これにより、ユーザーは新しい機能や改善点を早期に試すことができます。しかし、これらの新しい機能はまだ十分にテストされていない場合が多いため、バグや不安定な動作が含まれる可能性もあります。

通常のVS Codeは、一般的には安定版と見なされ、新しい機能はより慎重にテストされ、安定した状態でリリースされます。これに対して、VS Code Insidersは、新しい機能に早くアクセスしたい開発者や、最新の機能をテストしてフィードバックを提供したいユーザーにとって魅力的です。

かといって、VS Code Insiderが不安定ということはありません。長いこと使い続けて安定度もVS Code と遜色なく例外落ちなどの経験は一度もありません。

VS Code Insidersを使用する場合、通常のVS Codeとは別にインストールすることができ、両方を並行して使うことができます。これにより、通常のプロジェクトでは安定したVS Codeを使用しつつ、新機能の試用やテストをInsidersバージョンで行うことができます。

なお Plugin はInsidersでも完全に互換性があります。VSCode に入れておくべきプラグインを詮索したい場合は、↓をどうぞ。


医者の不養生で、プログラマのPCであっても
いつの間にか慢性的に重い可能性があります。
定期的に点検を↓


Visual Studio Code (VSCode) が重くなる主な理由を重要な順に説明します。

拡張機能: 最も一般的な原因は、インストールされている拡張機能の数や質です。多くの拡張機能があると、それぞれがCPUやメモリを消費し、全体的なパフォーマンスが低下します。特に、最適化されていないサードパーティの拡張機能は問題を引き起こすことがあります。「Developer: Show Running Extensions」コマンドを使用して、起動時間が長い拡張機能を特定し、不要なものを無効化またはアンインストールすることでパフォーマンスが向上します​ 。

大規模なプロジェクトディレクトリ: ファイル数が多い大規模なプロジェクトを扱うと、ファイルのインデックス作成や監視に多くのリソースが使われ、VSCodeが遅くなります。node_modulesや.gitなどの大規模なディレクトリを監視対象から除外することで、この問題を軽減できます。settings.jsonに以下の設定を追加します:

{
"files.watcherExclude": {
"/node_modules/": true,
"/.git/": true
}
}

ファイル同期とバージョン管理: Git統合やリモートリポジトリとのリアルタイム同期などの機能は、特に大規模なプロジェクトではCPU負荷を増加させることがあります。これらの設定を最適化し、リアルタイム同期を控えることで、パフォーマンスの向上が期待できます​ 。

Electronフレームワーク: VSCodeはElectronフレームワーク上に構築されており、起動時間が遅いことで知られています。この点はフレームワークに起因しますが、システムが推奨スペックを満たしているかを確認することで、影響を最小限に抑えることができます​。

これらの対策を講じることで、VSCodeのパフォーマンスを大幅に改善することができます。これでも問題が解決しない場合は、VSCodeをクリーンインストールし、設定を最初から構成し直すことを検討してください。詳細なトラブルシューティング手順については、GitHubや他の開発者フォーラムでのコミュニティディスカッションや公式ドキュメントを参照してください。


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