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本業不振の際に何に注力すべきか

事業を行っていたら良い時もあれば悪い時もある。
どの企業でも同じだと思う。

特にこのコロナ禍では非常に明暗が別れた。
私のいる新聞業界は一気に10年くらい時間が進んだような厳しさであった。
元々の業界のダウントレンドが一気に進んだのである。
また、それに輪をかけて企業の広告費の絞り込みで万事休すである。

本業不振の際に注力すべきこと


本業が不振である際に注力すべきこと。
それは明確に「本業のあらゆる部分の見直し」である。
今まで当たり前に行われていたすべての業務を、ゼロベースで見直す必要がある。

特に会計分野は見直し必須である。
赤字であれば緊急止血が必要である。
どこから出血しているのかを突き止める必要がある。
また、血がなくならないように輸血(資金調達)をしなければならない。
事業を諦めない以上は、何としてでも手元資金の確保は必須である。

私の場合は恥ずかしながら、構造改革のスピードがワンテンポ遅れてしまった。
コロナ禍を予見できずに構造改革のスピードは2年ほど遅れてしまったのである。(コロナ直前に5年計画で構造改革を進めていた)
当然ながらコロナの最初の2年目は大きな赤字が出てしまい、大量の出血状態となってしまった。
もう少し早く止血できれば良かったのだが・・・というのが私の後悔である。


副業と復業


本業が不振の際に流行りだすのが副業である。
副業は悪いことではない。
しかし、やるならば復業として次の柱にしていく覚悟とコミットが必要である。中途半端な関わり方では本業がさらにダメになる。
本業が儲からないから副業・・・その考えは危険だ。

自分自身の時間と能力、労力は有限である。
特に時間は等しく平等であり、どんなに能力が高くても1日24時間である。時間の使い方と効率化はあると思うが、時間が有限である以上は使い方には十分に気を付ける必要がある。

事業を増やすということは、明確なナンバー2がいれば別ではあるが、多くの零細企業にとっては致命的な戦力ダウンとなる。
時間の使い方が大きく変わってしまうからだ。

やるならば本気でやらねば中途半端になるし、中途半端にやるくらいなら思い切って事業転換するくらいの考えでないと難しいと考える。


まとめ


本業不振の際に注力すべきこと。
それは、本業の収益構造の徹底的な見直し
そして、本業の事業構造の徹底的な見直し
この2つであると考える。

まずは現状の本業でやり切る。
まだまだやれることはたくさんあるはずだ。
全てを本気でやり切って、その上で難しければ次のステップへと進むのが王道だと思う。

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