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本日の日記【ほんき#50 納得感のある指導】

「低学年だからこそ納得感のある指導をしないといけないよ。」

前にベテランの先生に言われた言葉でした。

納得感とはなんだろう。
高学年でも問題があれば話を聞き、お互いが歩み寄れるようにしてきたつもりだが今年度は全く通用しない。
そんなことを思いながら、自分より低学年の経験がある年下の先生の指導を見ていました。
そこで思ったことがとても丁寧なこと。
「〇〇はこう思ったんだね。」
「◻︎◻︎はあれがいやだったのか。」
「だから、人を蹴っちゃったんだね。」
「あなたはどう思う。そっかそっか。〇〇がいやだったんだ。〇〇さんは、〇〇がいやだったんだって。」


子どもの一言一言に対して丁寧な対応と返し。子どもは聞いてもらえて納得したのか、安心したのか、素直に謝ったり、満足した感じで帰ったりしていました。
他にも、子どもの目線に合わせたり、乱暴な子には手を触りながら話したり、子どもが話しやすく、緊張感のある空間を作っていました。
また、小さなトラブルでも子どもの話をしっかりと聞いて、対応していました。

そこで自分の指導を振り返ってみました。中途半端な指導や、「だから?」「それで?」みたいな言葉が多かった気がします。また、「それが良くないんじゃない?」と子どもの内省を促すようで、決めつけていることに気づきました。

そして、今日その先生の真似をしてみました。休み時間に起こった鬼ごっこでのトラブル。正直流すこともできましたが、チャレンジしてみました。「〇〇がいやだったのか。」「うんうん。なるほど。あなたは悲しい気持ちになったわけだね。」「〇〇をされて手が出ちゃったのか。あなたもいやな思いをしていたわけだね。」「今の話を聞いてどうおもった?うん。自分が良くなかったなと思ったんだね。」「次から楽しく遊ぶためにどうしていこうか。」
など、一言一言に対して、言葉と気持ちを、整理していき、子どもの内省を促しました。子どもは納得した形で席に戻り、普通に授業が始まりました。納得感があったんだと思います。

低学年の納得感のある指導とは、話を丁寧に聞き言語化してあげることにあるのかなと思います。さらに温かみのある話し合いなのか。。。

低学年の指導は、本質は同じであっても、そのスキルは違うと感じます。あと18日。めちゃくちゃしんどいですが得られるものは得ようと思います。

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