麹町中学

工藤さんという校長が14年に着任し、固定担当制なし、定期試験なし、宿題なし、制服なし、校則なしの政策を進めて人気だった東京都千代田区の麹町中学が、もとの「普通の学校」に戻ろうとしている。今の校長の考え方なのか、先生の総意なのか、教育委員会や文科省の圧力なのか、はたまた生徒の親の意向なのかは、分からない。なんであれ、もし未だなら、生徒に今の制度をどう思うか生徒の意見を聞いてほしい。出来れば生徒同士や先生と議論をする機会を与えてほしい。ルールはまず第一に生徒たちがこの学校ですごすためのもの。話し合いを通じてこれまで曖昧だったこと、分からなかったことがより明らかになる。考え方は人によって違うだろう。その違いから学べることもある。普通とはいったいどういう意味か、校長ひとりが考えるのでなく、みんなで考えることが大事だ。

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