盛山文部科学大臣

盛山文科相と旧統一教会のつながりがニュースになっている。旧統一教会系組織に選挙活動を手伝ってもらい政策協定のようなものを結んでいたという。ここでは旧統一教会そのものの是非については触れない。なぜ今回朝日新聞がこのニュースをキャッチできたか。盛山氏の選挙を手伝っていた旧統一教会系のある人は盛山氏とは10回以上会ったと言っている。盛山氏もその人のバックグランドを認識しつつ選挙活動支援をお願いしていたのだろう。神戸の灘校出身の盛山氏はかつて特定教科書を採用するよう同校に圧力をかけたことがある。旧統一教会とはもともと思想信条的に近かったのだろう。それが岸田政権下で文科相に任命され今度は旧統一教会に厳しく対応する役回りとなったのは皮肉だった。おそらく文科相就任後、盛山氏は旧統一系支援者になんの接触もしなかったのだろう。支援者にしても、盛山氏の立場(文科相)を考えるとこれまでの関係維持は難しいと当然考えたと思う。だからこそ盛山氏から直接、これまでの支援協力への感謝と今後の関係継続の難しさについて率直な声が聴きたかったのではないか。これは人としての仁義や礼節の問題なのだと思う。

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