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原作ファンが語る舞台『恐怖コレクター』

前置き


恐怖コレクター8周年おめでとー!!!!!!!!

おはこんばんは。恐怖コレクター大好き人間です。
5月20日の昼公演において舞台恐怖コレクターを観賞いたしました。
良ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッかったです。本当に。
この気持ちを舞台みられなかった方に伝えたい!!吐き出したい語りたい!!!!ということでレポ感想の書きなぐり書きます。実演だけじゃなくてビジュアルとかその他諸々についても書きます。目次有効活用してね。
一応このレポが8周年のお祝いです。

※注意

・未完成です。後々つけたします。
・上記通り実演だけでなく色んな事書きます。本当は順を追って舞台化知った時の心情から書きたいのですが流石に長いのでメインディッシュの実演からから書いてます。
・舞台初心者です。
・文才はありません。軽率に!マークをつかいまくります。絶対誤字脱字してます。
・大まかな流れは覚えているのですが細かい部分(台詞やキャラの立ち位置等)はかなーりうろ覚えです。ほんと申し訳ない。


ステージ状況

これから綴るレポをイメージしやすいように・・・

中央に傘らしきものが積み上がってました。
持ち手なかったし多分照明アンブレラだと思います。
舞台裏の入口は左右と真ん中。
左右にはマンション?らしきもの。
ちなみに開演前の照明はずっと青。

ストーリーレポ

開演前&開演直後

照明が青。
ホラー舞台であることをヒシヒシと感じる音楽。
複数のくねくねが色んな位置に映し出されてました。
見た時は「くねくね出てこないのに・・・原作勢へのサービスかな?」と思ったのですが・・・。

開演するにあたって段々暗くなって行くんですけど同時に音楽が段々デカくなるの良い。

開演早々フシギが登場してくねくねの回収シーン。
この辺りはネット記事とかで写真が出回ってると思います。
爆音赤照明回収シーンがとてもカッコイイ。

1.GHOST HOUSE

 新しい家に弟のタツヤと引っ越してきた有村友彦。彼は学校でクラスメイト(オリキャラーズの誰か数名)に女の子達がくねくねに襲われた話、顔のない子供の話、そして赤いマジックの不気味な落書きが残されているという呪われた家の話を聞く。
 その後、夜に叫び声を聞いたり、家の中で赤いマジックを見つけたり不可解なことが起こり始める。更に、家に赤いフードの少年、千野フシギが現れ、「この家は呪われている」と告げられる。
 聞いた話を頼りに隠し部屋を見つけた有村はそこで3人がナイフを持った人物に殺されている絵を発見。慌てて逃げ出し父親に説明をするがこの時自分に弟はいないことを思い出す。
 引っ越しが決まるもあの絵は家族が殺される瞬間を描いた物であり、タツヤを可哀想に思った有村はもう1度隠し部屋に行くが、そこには回収をし終えたフシギの姿が。フシギは有村にメモを渡し、忽然と消えたのだった。

私によるストーリー要約

(公式サイトのあらすじは名前呼びだけど劇中ではみんな苗字呼びだったので苗字で書きました)

 真っ暗な中スポットライトが当たる感じで有村くん登場!
タツヤくん声だけ出演でした。誰が声当てたんだ・・・?葵あずささんではないようだし・・・
クラスメイトが誰だったか覚えていないのですが確か榎本、大島、木咲あたりだった記憶。

まさか原作通りくねくねが出てくるとは思いませんでした・・・!
しかも細かい台詞は忘れちゃったけどしっかり捺奈ちゃん達の話。
くねくねは知ったら不幸になるよタイプなのに原作読んでない方を「あ、開演前にずっといた奴・・・え・・・・見ちゃったよ・・・?」にするの大好きです。
そして顔のない子供の話。赤いフードだ女の子だの下りはカットされてて不幸な目に遭うぞ、だけだったような。
そして本題赤いマジック。赤いマジック!!??!
びっくり。劇中でも色んなパターンあるよ言ってましたがまさかクレヨン部分を変えられるとは・・・
この話の時スクリーン全体に『オカアサンダシテ』がたっくさん表示されます。マジックで書いてるのでキュッキュキュッキュ響かせながら。バイオリンを小刻みに弾いてるみたいで良いホラー演出でした。

夜の叫び声は結構棒読みでした。
フシギ訪問シーン。
フシギが目を離した隙にいなくなってる!のシーン少し分かりにくかった気がする。

隠し部屋を見つけるくだり。
有村くんが聞いた話を頼りに隠し部屋探してステージ上を動いている中実際にクラスメイトが出てきてスポットライトが当てられて噂を話すの良いなー・・・。“舞台”だ・・・。
スクリーンに映し出される棒人間の絵。
原作とはちょっと違う絵。
殺人犯の顔が描いてある。もちろんリアルなものでは無いのだけど小さい子なり悪い人の顔してて不気味度増してる。

そういえば斉藤役の寺山さんはここでお父さん役やってました。確か眼鏡かけてて老けた感じだった。この後舞台裏で斉藤になったんだな...。
原作とは違いクマのぬいぐるみと気絶は無し。水飲んで落ち着けで済まされました。余談ですがお母さんが出てこない。フシギが訪ねて来たシーンも「忙しいから代わりに出て」と頼んだのはお父さん。

映し出された殺された家族の写真が実写ぁ!(当たり前)
よくよく思えばこの話結構初見殺しよね。
「オカアサンダシテって書いてあるんだろ!?」と身構えてたら全然違うもん描いてあるって・・・。
怖い思いしたのにタツヤくんを可哀想に思ってもう1回隠し部屋に行く有村くん優しい。いい子...。
フシギの回収シーン(2回目)〜!!!
この・・・フシギが有村くんに渡したメモ・・・何・・・?(詳しくは次の話にて)

1話終了。
ここで!確か壮大な音楽と共にタイトルコールが初めて流れた記憶!!テンション⤴︎⤴︎

⒉SEVEN DAYS

 3人で一緒に写真を撮った池谷正芳、大島、木咲は撮った写真の背後に目も鼻もない長い髪の女が映っていることに気づく。そのことを知った有村はフシギと池谷達を会わせ、フシギにその女がナノカちゃんであること、このままだと命を奪われるが、7日間“うつるもの”に気をつければ助かることを教えてもらう。
 最初は信じていなかった大島も翌日に撮った自撮りにナノカちゃんがうつり、池谷と大島、風邪で学校を休んでいる木咲は家に引きこもることに。自分に優しくしてくれる兄の目や金属スプーンに怯え、精神を蝕まれていく池谷。あともう少し、という所でナノカちゃんが現れるが、なんとか助かる。
 翌日、木咲と大島の無事を確認。―――するも大島が突如現れた手に襲われてしまう。手を引き剥がそうとするも剥がれず絶体絶命・・・のところにフシギが現れナノカちゃんを無事回収。戸惑う池谷達をよそに、フシギはまたも忽然と消えたのだった。

私によるストーリー要約

怖すぎだろ・・・。

開始早々3人の登場。
スクリーンに撮った写真映すのかな?と思いきや特になし。
“SEVEN DAYS”って目題がスクリーンに表示される時にナノカちゃんがスッ...と横切る演出、良い。

不気味な女が写ったと聞いて「お化けとかの経験したことあるから・・・」ってフシギと池谷くん達を合わせようとする有村くん・・・!恐コレ特有のオムニバスの話がちゃんと繋がってる感じが再現されているし第三者がフシギとコンタクトをとる構図も原作と一致。
命奪われるよ、と言うフシギに「確定なの!?なんかこう・・・回避法ないの!?」みたいな具合で聞いてた池谷くんに理系味を感じた。あとナノカ(7日)ちゃんのことまんまの名前って言わないであげて!!別の奴にも刺さるから!!
フシギが「うつるものに気をつけろ」しか言わないもんだから原作ではもう1回会って追加説明してたけど舞台ではみんな理解が早。もう1回会うことは無かった。
あと大島くんがここだけフシギのことくん付けだったのよね。

原作の早百合ちゃん枠は大島くん。自撮りしたらナノカちゃん写ってた・・・は一緒だけど早百合ちゃんは夕日が綺麗だから自撮りしたのに対して大島くんは髪切ったから自撮りしたんだよね・・・かわあいい。

タイムリミットは原作と比べて舞台の上映時間と同じ、90分ズレて2時40分までだったはず。
結構サクサク曜日が過ぎる。布団被って怯えながらステージ上を移動する池谷くんと大島くん・・・。(木咲くんは風邪ひいてるらしく登場しません)大島くんはこの早送り曜日に出てくるだけで池谷くんのようなピックアップは無し。この時にもナノカちゃん横切ってたっけ...!?

食事を持って池谷兄ちゃん登場!わざわざ座り込んで弟と目線を合わせてやさーしくお話してくれる最高の兄ちゃんです。池谷くん兄ちゃん呼びだったっけな...?
で、目に自分の姿が写ってることに気づいて絶叫。兄ちゃんは食事を置いて退出。
今度は食事と一緒に置かれていた金属スプーンに気づき絶叫。器のカチャカチャ音とかスプーン投げ捨てた時の金属音がちゃんと聞こえるの凄い。
食事と共にスプーンを回収した兄ちゃんが出てった後、全身を毛布で隠して弱音をこぼす池谷くん・・・。演技上手いなあ。お化け出てこないのにゾクゾクした。個人的にナノカちゃんは精神的な追いつめも怖さの肝だと思っているので…。

もう少しで解放される―――!というところでナノカちゃん登場!めちゃケケケ笑ってる。池谷くんは金縛りになっておらず、後ずさりながら「ごめんなさい!!嫌だ!!!!」と懺悔。
照明と音響と演技で恐怖心をタコ殴りにされた。だんだん全ての音をデカくするな暗いなりに照明をチカチカさせるな最後あたり真っ暗にして絶叫だけ聞かせるのやめてぇ!
この後爆音目覚まし響くのかと思って身構えたけど特になし。ドアノブに血が〜の下りは。次の日大島くんと木咲くんにドアノブが歪んでたから助かった~って話すとこで登場。

大島くんが突如出てきた手(腕)に襲われるシーン

やってくれたなあ!?(ありがとう)

私の視界に写っていた人はみんなビクッとしていた。私もした。原作読んでるしこれから大島くんが襲われることは知ってたのに。あんな…装飾の小さい窓から出てくるとは思わないじゃん…。ここも初見殺しすぎる。恐れずに手を剥がしにいくみんなも優しい…。

フシギ登場〜!!回収(3回目)〜!!!
何回みてもカッコイイ。ちなみにこのシーンはネット記事に写真載ってるよ。
今回のフシギが消えた!は風が吹いてみんなが目を閉じる+照明が落ちて真っ暗な中フシギが舞台裏に移動して・・・だからいつの間にかいない!がめちゃ分かりやすかった。

ここで風により貰ったメモを無くしてしまった有村くん『あれがないとフシギを呼べない・・・』
!??!
つまりあのメモには・・・フシギの連絡先が書かれていたと!?池谷くん達と会わせる時もこのメモを使った!?原作の健二お兄ちゃんもどうやってフシギと連絡とったんだろと思っていたけれど・・・。もしかしてが都市伝説好きだったから何か情報をキャッチしてくれるかもと思って連絡先教えたのかな・・・!?

最後のシーン、ケケケ…って笑いながらナノカちゃんの腕がスクリーン全体にビヨーンと伸びる。最後客席に向けて手を伸ばすかと身構えていたがそんなことはなかった。原作の後味の悪さを感じた。

さっすが恐コレ都市伝説総選挙第2位!!怖さが半端じゃない!!!最後まで客をビビらせる!!!!


⒊ESCAPER

 同じ出版社で働く後輩の斉藤から顔のない子供の話を聞いた雑誌記者の男。ビビりまくりながら捜索し、黒いフードを被った顔のない子供の写真を撮ることに成功する。しかし呪いをかけられてしまい―――。
 一方、有村達は一緒の大縄チームとなり、罰ゲームなどをしながら仲を深めていく。休憩中、化け物を見かけた榎本恭平大島敬介は榎本が普段ネタを持ち込んでいるというある記者に写真を売る為、化け物を追いかけることに。その化け物の正体は、人面犬にされた男だった。
 なんとか逃げ切った男は斉藤に助けを求めるが、逆に写真を撮られ、今まで自分がしてきたことの酷さに気づく。斉藤に追い払われた後、フードを被った子供を見つけた男は謝罪をするも、そこにいたのは赤いフードを被ったフシギだった。「呪いを『回収』すれば人間に戻れる」というフシギは言うが、男は人面犬のままでいることを選び、フシギの旅に同行すると宣言。
 渋々了承したフシギに黄色いレインコートと名前を貰った男―――人面犬のジミーはフシギについて行くのだった。

私によるストーリー要約

初っ端から斉藤〜!!!!︎‪(ここで男は出てこない。斉藤が目の前にいる男に話しかけてるシチュ)
意気揚々と顔のない子供のこと教えて、特に反応を示さずに自分の前から消えた先輩にゲス笑いしながらフェードアウトー!!もうこの時点で満足した。

出ました男!!服カッコイイ!!!塩対応してたのに「なんもいなかったら斉藤許さんぞ!」っておびえてるのかわいい。ヒミツちゃん登場!!男、本気でビビっててかわいい。ピャアアッ!!
ヒミツちゃん顔・・・ちょっと鼻見えてたけど・・・おおむね見えなかったよ!!
自分でもしかして君が・・・って写真撮っておいて見てピャアアッ!!なるのやめれ!!w

ギャグはここまで。ヒミツちゃんが男に接近!暗い中男の悲鳴が響く!!そして次の場面に移行する為役者さんがスッ…と演技をやめて舞台裏に移動!!!
おい!!!!見えてるよ!!!!!真っ暗じゃないから見えちゃってるよ!!!!!!

場面変わってチーム対抗大縄で同じチームになったオリキャラーズ。ここで名前呼ばれる時みんな決めポーズしてたな。誰がどんなポーズとったかは忘れちゃったけど・・・。
個人個人で仲のいい子はいるけどまだ全体的に仲良しではないのがポイント。多く(3回)引っかかった人の罰ゲームが「自販機で1番高いジュースを奢る」なのリアリティあるし学生の罰ゲームだ!と思った。青春だー!!

そして始まる大縄。
舞台未視聴勢がネット記事で写真みて1番意味が分からなかったであろうところ。私も急にマジで飛び始めたので意味が分からなかった。蛇足に思ったけど違った。この舞台、無駄なところがない。
最初に30回近く飛んでいたような。(5.内の出来事かもしれない)縄が乱れた時に誰かが声を漏らしていたのでもしかしたら台本ではきちんと30回飛ぶはずだったのかなと思ったり・・・。

1回目の罰ゲームは大島くん。本人が拗ねたので機嫌をとるため取り消し。
2回目の罰ゲームは榎本くん。お金がなく、おばあちゃんの年金にせびろうとしたので取り消し。
3回目の罰ゲームは内山くん。大人しい子が罰ゲームなのは気まずいので取り消し。

男登場!!!もっこもこのバリバリ二足歩行で笑っちゃった。
お仕事の電話をしている斉藤ー!!「役たたず」ってばっさり言い切りながら笑顔で先輩の仕事を奪う後輩の図ーーーっ!!!︎‪
(台詞うろ覚え)
写真撮られた男『カメラのフラッシュってこんな眩しかったんか・・・?』
斉藤『犬だからじゃないですか?』
男『写真撮られるのってこんな嫌な気持ちなんか・・・あの子も・・・』
斉藤『今更なにいってんですかっ?写真を求めてる人がいる、だから俺ら(雑誌記者)は存在してるんですよ?』
原作でもあった、仕事で写真をとる(ドラマの取材とか)のと興味本位で写真をとるのは違うという指摘。原作やコミカライズより男の身勝手さが感じられない分、斉藤が担ってる。
『ここに狂犬がいまーす!!』って誰かに電話して、慌てて逃げる男をみてゲス笑いする斉藤クズーい。

フシギと対面!!もう謝ってる!!
男がヒミツ(名前)を秘密(名詞)と勘違いするシーン。
何気に名前突っ込まれたの初じゃないか。
フシギからすれば何回も教えて教えて言われてイライラする(実際『’ヒミツ’っていう名前なんだ!』って返答する時のフシギはキレ気味で面白かった)し男からすれば結構色んなこと話してくれた相手が『名前は秘密』ってもったいぶってるようにしか見えないし。てかこの後そんな男が名詞めいた名前つけられるんだよな・・・。

俺人間に戻れる・・・!!のシーン照明が暗くなって男がセンターに来てスポットライトが当たる。気持ち悪ーい!!等の悪口が流れて・・・からのやっぱ止めるわ。
フシギの返答が原作のオウム返しじゃなくて『え?』なのじわじわくる本当に困惑してるんだな。

ジミーがフシギに自分のメリットを話して説得するシーンの台詞はおそらく原作通り。
ここ私が記憶し違えてたら本当に申し訳ないんだけど、
原作では子犬なので『狭い場所にも入れるし』は違和感はないが、この舞台のジミーのサイズは成人男性。ではこの部分はカットされたのか?と言われるとちがくて、
『狭い場所も・・・まあ入(通?)れるやろ!』と
原作をリスペクトしつつ、クスッとできる要素にしているのだ。
これで言ってなかったらどうしよう~!?でも感動した覚えがあるの・・・。

この後のフシギのシカトも好きだけどフード服欲しい!って言ってフシギがレインコート持ってくる下りにて、本来台詞あるんじゃないのと思うほどの妙な間があったのも好き。
地味って言われて自分の顔ペタペタするジミー愛おしい・・・。

ここで!!!相棒コンビが揃い!!!!「ここからが本番です」と言わんばかりの再びタイトルコール!!!!!!!

4.DEATH TWEET

 ツイッターで毎日の出来事を呟いている笹松進一は転校生の内山彰文にアカウントを教え、1番早くいいね!をしてくれる彼と仲を深めていく。ところが、笹松が新しくツイートをした榎本と担任の先生が事故に遭い、骨折をしてしまう。さらに、過去にツイートした人物や場所にも不幸が降りかかり、池谷たちと笹松の間に亀裂が走る。
 笹松は唯一そばにいてくれる内山と悩んでいたが、そこにフシギとジミーが現れる。「今すぐそのスマホを渡せ」と言うフシギに怪しさを感じ、逃げ出した笹松と内山はフシギについて呟いてしまう。トラックに轢かれかけたフシギをみて逃げることを諦めた2人。フシギの話で、呪われているのは笹松ではなく内山のスマホであり、彼がいいねしたツイートの人物や場所に不幸が降り掛かっていたことが判明する。内山は呪いを解いて貰う為スマホを渡そうとするが、突如横切った不審者にスマホを盗まれてしまう。
 後日、笹松と内山は皆に説明をし、仲直りをするも、毎日のように車の事故が起き、事故が起きる瞬間が必ず写真に収められネット記事に上げられるという不可解な現象が発生。あの不審者が内山のスマホで悪事を働いてると睨んだ笹松達。不審者の正体は呪いにより暴走した斉藤だった。
 榎本は普段ネタを持ち込んでいる記者、斉藤に呪われているスマホの話をし、大事になったことを後悔。斉藤に会いに行き説得をするが見返りを貰っている為強く出られない。そこへフシギとジミーが到着。スマホを奪おうとするも返り討ちにされ、笹松達が助けにやってくる。無事に呪いを回収できたフシギはジミーに促され皆にお礼をいうのだった。

私によるストーリー要約

あらすじが長いな・・・体感的にもこの話が一番長かった。
そして個人的にここがピーク。

スクリーンに映し出される笹松くんのツイート。再現度たかーい。大縄頑張って練習してたのに榎本くんのせいでビリッケツだったらしい。
そして次の日事故にあって榎本くんが骨折。ツイートを消した方がいいか悩む笹松くん。原作ではここで「消さなくていいよ!」と言ったのは元から友達の杏ちゃんだったけどここでは転校生内山くんが助言。
次に呟いたのは原作通り先生のこと。口内炎の時のキムチぐらい染みたらしい。笹松くんのツイートは明日香ちゃんと違ってユーモアがある。友達についてのつぶやきはなし。

次の日先生が事故に。でもこの後すぐに糾弾されたわけでは無かったような・・・。
次に有村くんが階段から落ちて出血したり教室に蜂が出現して刺されたり(刺されたの池谷くんだっけ・・・)。新しいツイートだけでなく、過去のツイートでも不幸が起こり始めたから『過去ツイ消せよ!』『てかアカウント消せよ!!』って溝ができ始めた。原作より悪化してますね。ここで庇う内山くんが好き。

榎本くんが腕にギプスつけて登校した(もう大丈夫!と言いつつ面白がって腕を突くみんなをガチめに拒否ってたの好き)のと先生がお騒がせしました〜って復帰したのどこだっけ!?ここで先生から不審者について言及があるんですけどこれフシギじゃないんですよ(驚愕)

ジミーを見て笹松内山どういう反応してたっけ〜!?
追われた笹松くんは躊躇なくフシギのこと呟いたなあ・・・。

トラックに轢かれそうになったフシギを・・・ジミーが・・・・・・肩を抱いて・・・引き戻して・・・助け・・・・・・最高だ!!!!!!!!!ありがとうありがとうありがとう!!!!!!!人型だからこその助け方!!!!!!!!ジミーを人型にした意義が詰まってるどこか忘れちゃったけどもう1回肩抱いてるシーンあった!!!!!!!!!大好き。

ここでフシギが顔を覆って怖がってるような仕草をするのも助けたあとトラックに向かって文句言うジミーも大好き。役者さんの顔の動きと音の場所、音量でいないトラックの位置が的確にわかるのすごい。

ここで突然不審者がステージ上を横切り内山くんのスマホを盗難。全身黒くて顔を隠してる正真正銘の不審者。マジモンの不審者!!!!!ええっ!?フシギじゃなかったんですかあ!!?
この勘違いするの間違いなく原作読んだ人だけなのおもろいな。

物陰に隠れる相棒コンビの体格差良いー・・・。
斉藤・・・中学生に容赦のない斉藤・・・。

斉藤がジミーを消す為にボールを投げてジミーがフェードアウトするシーン。
大好き!!!!!!!!!!!
ここが1番笑い起きてたな。ジミーがとにかくかわあいい。何か叫んでたけど聞き取れなかった。斉藤も所詮犬...ってボソッとバカにしてて最高だったのにこの後更に供給してくれるとは・・・。

スマホを取り返そうとしたフシギが斉藤と揉み合いになり、突き飛ばされ倒れた挙句踏まれたシーン。
斉藤が笑いながら踏んだか真顔だったかは忘れた。踏みながらフシギのことツイートして嘲笑ってた。
前の人の頭で実際に踏んでる部分が見えなかったのがこの舞台唯一の心残り。足の方を踏んでたらしい。
最高。

オリキャラーズが主人公のピンチに駆けつける盛り上がり展開なのにみんなの写真撮って写真でも効果あるんだよォ!!!って写真ツイートしようとした斉藤、クズさが限界突破してる。

回収シーン〜〜〜!!!斉藤の叫び〜〜!!!ジミーおかえり〜〜〜!!!
よくもお前ぇ!って闘志燃やして帰ってきたのに決着つけられてるジミーほんとネタ要員・・・。

フシギ『スマホを取り上げてから回収したかった。一緒に回収してしまえば呪われた人間そのものも巻き込まれてしまうから・・・。』(スーパーうろ覚え)
えっ・・・。じゃあ斉藤は・・・死・・・・・・???
みんなもお通夜の雰囲気になってるし・・・・・・。
フシギは相変わらず人の心配をする時とそうじゃない時の差が激しい。

ジミーに助けてもらったお礼を言うよう促されるフシギ。
ジミーが直前におおきに!言ってたせいでおおきに!って返しちゃうシーン。
かわあああああああいい。初関西弁。
早速ジミーに突っ込まれてちゃんと言ったありがとうも好き。みんなも照れちゃって・・・。フシギのありがとうには照れ赤面魔法がかかってるのかもしれない。
あとツイッターで感想を見たところ公演によってありがとうの演技違ったっぽい・・・?私は促されていやいや言った印象なのだけど…。

斉藤生きてた!!!!!良かったぁ!!!
起き上がった瞬間みんな警戒心マックスで離れるのおもしろかったです。上記のもう1回フシギの肩を抱くジミーのシーン、ここかもしれない。慌てて斉藤から距離を取らせてた。

斉藤通常状態でも性格悪いから呪いに取り込まれてたの気づかなかったな。
ジミーの『お前自身がスクープに囚われてたんやな』的な発言、良い。この舞台でスクープに固執してたのはジミーじゃなくて斉藤。

内山くんのスマホ画面を割っちゃった斉藤。周りに『中学生のスマホ窃盗とかスクープだな!』とはやし立てられたこともあって最新のスマホを弁償することに。
『今から買ってくるっ!!』っていう姿勢は良いんだけどさあ・・・
フシギとジミーの間を割って走っていくな・・・!

この後どうなったっけ・・・。フシギにオリキャラーズが『俺たちも妹探しに協力するよフシギ!!』って言ったのいつだ・・・。

5.CHERRY BLOSSOMS

 ある日の放課後、内山と別れた笹松は不思議な声に導かれ、桜の木の下で眠り込んでしまう。翌日笹松が家に帰っていないと知り、心配するみんなの前に現れ、寝てしまったことを話す笹松。みんなは桜の木が少し咲いていることに気づく。
 一方、ジミーはフシギに「都市伝説かもしれない」と言うが取り合ってもらえず、喧嘩をしてしまう。学校に学校に辿り着いたジミーは木咲と池谷のやりとりを目撃する。
 放課後、木咲春矢に呼び出された池谷。様子のおかしい木咲は池谷の前に手をかざし気絶させてしまう。我に返り池谷に駆け寄る木咲。みんなも集まり心配している中、木咲は逃げ出してしまう。
 その先で出会ったのはフシギ。フシギは木咲が人間ではなく都市伝説であることを告げる。木咲自身もそれを忘れ、友達と楽しく過ごしてきたが、最近歯止めが効かなくなっており、無意識に友達を襲うかもしれないと知り絶望する。回収されることは受け入れるが、ひとつフシギにお願いをする。
 次の日、いつもと変わらず楽しく過ごすみんな。木咲はフシギにみんなと最後の一日を過ごしてから回収してほしいと頼んだのだった。一方のみんなも木咲の正体を知っており、知らないフリをして木咲との最後の一日を過ごすことにする。危なくなったらすぐ回収できるよう、影で見張るフシギとジミー。途中襲いかけたものの、みんなと仲良くなったきっかけの大縄を楽しみ、秘密を暴露し、誰ひとり欠けずに、全員で色んなところに行こうね!と約束し、フシギは木咲を回収。みんなは大切な友達を失ってうなだれるのだった。




 足の伸びる異様な猫をみつけたフシギとジミー、1人と1匹の回収旅はまだ続く―――。

私によるストーリー要約

前の話の満足度が高いというのもあり、フシギとジミじゃなくてオリキャラズがメインということもあり、ちょっと退屈だった。
特に記憶が曖昧な話。なんか少なくて申し訳ない。力尽きました。あとで書き足します。

開始早々笹松内山。もう二人は親友だあね。
ステージの中央に積みあがってた傘がピンクに照らされてきれい。

フシギとジミーの喧嘩。怪狩りとのコラボ小説といい、このコンビは外部で喧嘩するねえ。やっぱりジミーがしーらね!!ってキレてフシギのもとから逃げ出しちゃうのね。

木咲くん原作のさくらちゃんより状況がしんどい。
さくらちゃんは好きな人に認知されないことを悲しんでいたけれど認知されたらされたで木咲くんみたいになるの辛・・・。
あと木咲くんがは前までのエピソードで唯一都市伝説に襲われてないんですよね。伏線・・・。

こここっここで大縄の再登場は熱いですよーーーーーっっっ!!!!!
3.で大縄のシーンに蛇足と感じるほど時間をかけたのがここになって響いてくる。しかも大縄って’みんな’でやるものだからね!!!

みんなが話してくれた秘密は
有村くん:校舎裏で足の伸びる猫を見た
池谷くん: 数学のテストで解答欄がズレてて2点とったことがある
内山くん:体育祭のリレー転んでごめん!(秘密じゃねーじゃん!とツッコミが入る)
榎本くん:間違えて女子トイレに入ったことがある 事故です事故
大島くん:グリーンピースが食べられない
笹松くん:完全に忘れた。ほんとごめん

フシギの回収シーン・・・なんですが。
今までのド派手な演出がない。
みんなが大縄を飛んでいるなか、段々照明が落ちて、再び明るくなった時には手帳を開いたフシギと、うなだれてるみんながいる。

うわああああああああ。演出うますぎるよ。回収シーンあんなにかっこいいのにわざとやらなかったのほんと・・・。

うなだれてるみんなが木咲ぃ・・・ってぼやくことはなくとも帰ろっか・・・うん・・・って声に元気がなくて悲しみが十分に伝わる。

異様な猫だ~~~~~~~~!!!!!!!
有村くんの話を聞いてもしかしてと思ったけどやっぱそうだ~~~~~~~~!!!!
原作勢へのサービスを感じる。すっごく嬉しかった。

キャラクター

まだ原作登場キャラしか書いてないです。あとでオリキャラーズもきちんと書きます。


千野フシギ

トラックに轢かれかけたり踏まれたりした主人公。公式も分かってんのかな・・・。
台詞滑舌悪かったり1回噛んだりしてたけど声を低くしていて剣心さん頑張ってるなーと思いました。
個人的にフシギは守る側であると共に同じくらい守られる側であると思っているので周りより体格が子供なの良かった。ジミーもちゃんと守ってくれたし!!!!!!
『ヒミツっていう名前なんだ!(キレ気味)』の声が一番好き。

ジミー

一番人面犬という役やビジュアルに困惑してたのは冨岡さん本人なの好き。ラジオとか聞いてなんとなく分かってたけれど・・・
富岡さんのジミーというキャラの理解度がぐう高。すげえジミーだった。
ちゃんと劇中で人型だからこそのことがなされていて、人型で良かったと本気で思った。まじ感謝。
ボケもツッコミも全力だし一番声が通っていたのでちょっとしつこく感じちゃったけどすごい愛おしい。

斉藤隆明

とりあえず、
斉藤を舞台に出してくれてありがとうございます。
ゲッスい斉藤が再びみれるなんて思いもしませんでした。
しかもあんなに沢山・・・!?
しかもストーリー上の多分ボスポジション・・・!?
多分コミカライズも読まれた上で構築されていて本当に感謝。
とにかく嬉しい。そして期待通りどころか卓越したクオリティで愛した・・・。
演技力も申し分ないし・・・。
フシギの件は一生言い続けます。

千野ヒミツ

声すごく良い。可愛さに全振りしていない、素朴な女の子の声だった。
鼻がみえちゃった時があったけど、全体的に顔は隠れていた。
顔の見えない身体の角度が絶妙でなんかドキドキした。
髪の毛は流石にあんな長くなかった。

舞台本番の話終了~~!!!!!ここからは別に読まなくてもいいサブメニュー。
最後に総評があります。

現場状況


まず正面入口近くにビジュ看板を持った案内お姉さんがいました。ちなみに入口は正面ではなく脇の方。
入口にはみんながTwitterに載せてる草月ホールと掘られた石?とが。

思ってたより小さいホールでした。
私はB列の真ん中(ただしめちゃ右)席だったのですがそれでも「近っ」と感じました。役者さんがステージの最前まで近づくシーンが何度かあったので特に。
S列は全部埋まってたけど前のA列は偶然私の前だけ人がいなかったので斉藤の例のシーン以外見えなかった所はなかったです。
唯一の土曜日昼だし1番混むだろうなーと思っていましたが予想通り結構席埋まってましたね。
平日はどうだったんだろうか・・・。

観客さんはやっぱり役者さんファンらしき女性が多かった。入口前で記念写真撮ってた時も「フシギとジミーってキャラがいるのは覚えてる〜」と話していたおそらく役者さんファンの方がいた。
親御さんと来ているちびっ子ちゃんもちらほら。私の両隣は親子と役者さんファンだった。

ビジュアル

原作ファンがざわついたビジュアルの感想。
二次元の三次元化が苦手な私は最初直視できなかったのですが・・・

ジミーおもしろすぎだろ・・・っ!!!

圧倒的に想定外の方向で来た。
これは人面犬じゃないんよ・・・犬耳が生えたもこもこの成人男性なんよ・・・。人面犬って言われないと分からないよ・・・。
でもね。原作全然かすってなかったから逆におもしろかったんだよね。
顔の向きと表情もツボだった。

フシギは中途半端に原作の面影が見えたからしんどかった。
パーカーあんま似てないねとか手帳分厚いね(本番はちゃんと小さい)とか色々あるのだけれど
なんで笑ってるの。


総評

演技

★★★★★★★★☆☆
すげ~!!!って人とちょっと棒っぽい(決して棒ではない)人の差を感じた。あとどうしてもフシギの滑舌が気になる。
でもみんな大縄(これ特にすごい。100回近くまで飛んだり特定の人だけ引っかかるようにしてたり)の他、倒れる、尻もち等々身体を張って演技しててとても良かった。

演出

★★★★★★★★★☆
すごく良い。
スクリーンをフル活用したホラーシーンや回収シーン、めちゃくちゃパターンのあった照明、音がでかいけどその分盛り上がれる音響。
原作が小説である以上どうしても想像でしか補えなかったもの達を圧倒的クオリティで再現してくれた。あとでまた1個1個書く。
会場から出る時後ろで積み上がった機材を操作している人がいたことに気が付いたのだけれどこの人が操作してたのかな。ありがとう。


脚本

★★★★★★★★★★

パーフェクト。
怖さ、笑い、切なさ、キャラの良さ、原作にあるもの全てが詰まった最高の恐怖コレクターの舞台でした。
前述したけど本当に無駄な部分がない。伏線を張ったり回収したりも抜かりなく、キャラもしっかり描写し、原作ファンを楽しませるネタを盛り込む。


総合兼あとがき

★★★★★★★★★☆

原作ファンにしか分からないようなことを入れてくれたの最高でした。逆に原作未読の方に容赦が無いのも最高でした。
あとチケットを公式グッズのキャラクリアケースに入れて使えて嬉しかったです。(1番上の写真)
当初は金をドブに捨てた気にさせないでくれ~とかいう最低限のことしか願ってませんでしたが終わった後もう1回見たいと悩むほど楽しめました。


原作へのリスペクトと愛でつくられた最高の舞台でした。
本当に恐怖コレクターを舞台化してくれてありがとう。関係者の皆様、本当にありがとう。


今後追記、修正していきますがひとまず今日はここでおしまい。読んでくれてありがとうございました。

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