朝倉未来の引退について
先日(2024年7月28日)、さいたまスーパーアリーナで開催された超RIZIN3のメインイベント「朝倉未来vs平本蓮」
結果は平本蓮の1RTKO勝ち。
朝倉未来は翌日に自身のインスタグラムを更新し、現役引退を表明しました。
さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンは魔裟斗が引退試合を行ったDynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜以来です。
多大なる影響力を持った格闘家の引退という点においても、魔裟斗以来だったんじゃないかなと個人的には思っています。
その朝倉未来の引退について、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくってみました。
独断と偏見と暴言と戯言です。
僕個人の主観や妄想かなり多めです。
悪しからず。
○○信者
「○○信者はタチが悪い」的な意見をよく見かけます。
僕はこれ、例えばタチの悪いファンの割合を選手ごとに表とかにまとめたら(そんなこと不可能だけれど)、そこまでパーセント的には差がないんじゃないのかなと思っています。
どの界隈でも常に過激派信者っていうのは一定数いて、ファン数の分母が増えればその分過激派信者も増えているだけなんじゃないかなって。
結局、自分がどの宗教やどの国に属しているかの違いだけなんだと思います。朝倉帝国の臣民であれば、平本信者はタチが悪いと思うだろうし、レジスタンス側であれば、朝倉信者はタチが悪いと思うんじゃないでしょうかね。
もちろんその界隈の年齢層とかによって、面倒くささの種類は違うでしょうけれど。
過激派信者は戦時中の特高警察みたいなもので、常にSNS上を監視しながら巡回しています。
僕みたいな路地裏で看板も出さずにひっそりと営業しているようなお店にもごくまれに査察が入ることがあります。
ちなみに僕は、武尊、井上尚弥、堀口恭司、平本蓮等、求心力の高い選手の特高には捕まった経験があります。
さらには天心キッズにも捕まって取り調べを受けたこともあります(そこそこの天心ファンなのに)
ですが、おそらく最も構成員が多いであろう朝倉未来の特高に捕まったことはこれまでに一度もありません(朝倉帝国のレジスタンスには捕まったことがありますけど)
理由としては、単純に朝倉未来に関してあまり発信してこなかっただけだと思うんですけれど、そもそも朝倉未来の特高からすると、抵抗勢力があまりにも多すぎるので、路地裏までには手が回らないのかもしれません。
戦前予想
はっきり言って、僕は平本のことが嫌いです。
平本を支持する人たちが一定数いるのはもちろん理解できます。
僕も中学生だったらもしかしたらファンになっていた可能性もなくはない。
ただ僕には
・試合する可能性のない選手や身内への誹謗中傷
・どこまで信憑性があるかわからない噂話程度のネタを広める
・揉め事があるとSNS上で味方を増やそうとするやり方
こういった、SNSの悪いところを凝縮したような一連の振る舞いは容認出来ないです。
そしてこれらのことを真剣に咎めようとしない周りの大人たちが、ある意味平本以上に嫌いです。
だから平本が根も葉もない噂を立てられたりしても、正直な話、因果応報としか思えません。
これほど因果応報という四字熟語が似合う人間も珍しい。
ですが、好き嫌いと実力の評価を混合してはいけないと思っています。
ど素人のありきたりな戦前予想としては
1.平本蓮はMMAファイターとしては、国内同階級1,2位のストライカーかつ同階級国内1,2位の打たれ強さ
2.朝倉未来はMMAの試合で、平本クラスのストライカーとの対戦経験はないが、平本蓮はMMAの試合においても(キックボクサー時代は当たり前)、朝倉未来以上のストライカーと対戦経験済(それも複数人)
3.平本蓮はサウスポー得意
4.1.2.3のことから、平本蓮が朝倉未来にKO負けする可能性は極めて低い(スタンド又はスタンド絡みにおいて)
5.朝倉未来はアウトサイダー以外の試合で1本勝ち無し
上記の材料からして
・平本蓮のKO勝ちか
・朝倉未来の判定勝ち(朝倉未来がTDして漬けてポイントを取る)
この2択にほぼ絞られるんじゃないかなと。
そしてこの2つを比較します。
平本蓮のTDDは、最低でも斎藤裕戦と同じかそれ以上。朝倉未来のTD能力が斎藤裕より明確に上とも思えないので、平本KO勝ちの方が可能性が高そうだなと。
ですので、予想は平本。願望は朝倉未来。なんとか頑張って欲しい。
仲の良いフォロワーさん(僕と同じく朝倉未来応援ではあるものの勝利予想は平本)と戦前にそんなやり取りをしていました。
仕事の流儀
MMAファイターとして平本蓮が一流の素材なのは間違いないとは思います。朝倉未来とは相性が良さそう(あくまで僕の中では)
ですが、現状どの位置にいるのかに関しては靄がかかっている状況です。いまいちわからない。
では、MMAファイターとしての朝倉未来の実力はどのくらいだったんでしょうか。
僕の意見としては
十分強いとは思う。ただ朝倉未来に見合う実力は持ち合わせていなかったと思っています。
RIZINに出場したころは当然見合っていました。
しかし、朝倉未来の存在が、空気入れで風船をデカくするように、凄まじいスピードで大きくなっていくにつれ、実力の方が追い付いてこなくなった印象です。
試合前の平本蓮のMMA戦績は3勝3敗(判定勝ち3判定負け3)
フェザー級に限定すると2勝3敗
朝倉未来のMMA戦績は17勝4敗
RIZINに限定すると11勝3敗
更にフェザー級に限定すると5勝3敗(KO勝ち1判定勝ち4一本負け2判定負け1)
ちなみにフェザー級以外のRIZINでの戦績は6戦6勝(-68kg契約が5戦。-70kg契約が1戦)
もしかしたら、朝倉未来の適正階級って-68kgなのかもしれないなんてこともあるかもしれないとかじょうだんでいってもほんきでおこってくるひとがいたりするのがめんどうくさいですよねほんと。
もちろん朝倉未来はクレベル、ケラモフと対戦しているし、単純に数字だけの比較はナンセンスですが、RIZINフェザー級に限定すると5勝3敗と2勝3敗の対戦だったわけです。
なので、3月にこのカードが発表されたときも、そりゃもちろん観るし、PPVも売れるだろうし、集客も凄いことになるだろうし、盛り上がるだろうってのは分かってるんだけど、重々分かってはいるんだけど、…うーんって感じでした。
平本が、朝倉未来に辿り着いた的な話になっているけど、実際、平本が2~3合目辺りをうろちょろしてたら、朝倉未来が下山して来て出会っただけだしね。
あ、どうもこんにちは…みたいな。
そして、両方のファン同士やアンチ同士が目の前でクソぶっかけ合うのが何カ月も続くと思うと更に…うーんて感じでした。
でも、積極的にプロモーション活動をする朝倉未来を見ていたら、じわじわと楽しみになってきて、直前にはかなり楽しみになっていました(まあ僕が単純なんでしょう笑)
余談ですが、昨年の11月にFIGHT CLUBというそれはそれはグダグダな興行がありました。
僕はABEMAにもRISEにもYA-MANにも心底がっかりして(まあABEMAの企画なんて今までもこんな感じでしたけれど)この興行の存在そのものを無視していました。
ですが、その前日に行われたRISE173(政所仁vs花岡竜、長谷川海翔vsHIROYUKI、erika♡vs小林愛理奈等、僕からしたらヤバいカードが揃っていたので有給を取得して観戦しに行った)の合間に、翌日に開催されるFIGHT CLUBの公開計量が行われることになり、最後に朝倉未来が登場しました。
当然、開場の空気は一変します。
朝倉未来は大会場だろうが後楽園ホールだろうが何も変わりません。自身に与えられた責務を粛々とこなす姿はやっぱり役者が違うなと思いました。
すると有名人を見てテンションが上がったのか、某選手からチケットを買ったチンピラみたいな集団が(キックファンではない。すぐに帰った)、まあ小汚いヤジを飛ばすわけですよ。これがまた超つまらないわけです。
どうしてこんなにも面白くないことを大声で沢山の人がいる前で叫ぶのかなぁって、そりゃつまらないクソリプラーやつまらないYouTuberが減らないわけだよなって考えながら、超つまらないヤジを浴びせられる朝倉未来を眺めてたんですけど、彼は眉一つ動かしてませんでしたね。まあそりゃそうか。
それはさておき。
朝倉未来という、格闘技界における知名度で建築されたタワーマンション最上階の住人が、全力で自分の試合をプロモーションしている姿は、多くのプロ選手が学ばなければいけないことだと思っています。
朝倉未来は、自身の試合の帯文を自ら書くことが出来るんですよね。
ノルウェイの森のキャッチコピーである「100%の恋愛小説」を村上春樹自ら考えたように。
僕は正直、朝倉未来のビジネスには一切興味がありません。
でも、彼の仕事に対する姿勢、与えられたタスクを全力でこなすさまを見てると、ビジネスで成功するのがなんとなくわかる気がします。
で、朝倉未来のプロモーション活動を見ている内に、予想が次第に平本予想からイーブンになっていき、段々洗脳されてきて、どこか充実した練習が出来ているように見えて、TD能力も向上しているんじゃないかとか痴呆のように思い(根拠全くねえ笑)、しまいには「あれもしかしたらいけんじゃね」に変わってきました。
我ながらちょろすぎるし、そう思い込もうとしてただけだと思います。まあ僕の予想なんてこんなハナクソみないなもんなんですけど、僕以外にもいたでしょ、「厳しいかも」から「いけんじゃねーの」に変わった人。
ねえそこのあなた。
試合(平本蓮)
試合はあっという間に終わってしまいました。
格闘技とは敗者を決めるための残酷な決闘であるとはまさにその通りですが、長い期間練習して、対策をして、作戦を練って、食事制限をして、水抜きをして試合に臨んでも、あっという間に終わってしまうということも含めて残酷な決闘だなと思います。
ここからは多分に僕の主観と妄想を含みます。
平本は格闘技界においてはエリートです。ジュニアのキックボクサーを集めたバトルロワイヤルの生き残り、エリートの中のエリートです。
平本はMMAにおいて、試行錯誤しながらも自分に必要なものを自分で考え選択してきました(勿論周りのアドバイスも聞きながら)
練習環境を変えたのもそうだし、貪欲に新しい技術を取り入れるために様々な場所に出稽古に行くのもその中の1つですね。
ただ練習環境を変えたり、ただ出稽古に行っても意味はないです。
そこで何を学び、どう生かすか。そのことを自分の頭で考えられるのが平本の強みの一つだと思います。
当然、この決闘に備えてお互いに用意してきた武器がいくつかあったでしょう。
朝倉陣営だって、平本の癖等を研究して、対策や作戦を練ってきていたに違いない。
でも先に仕掛けたのは平本でした。
先に仕掛けるということは当たり前ですが勇気がいることです。
特にYA-MAN戦前の平本の戦い方(鈴木、弥益、斉藤戦)を見ていると尚更です。
僕は結果的にYA-MAN戦が平本に取ってかなりいい経験になったんじゃないかなと思っています。
YA-MANは平本が初めて戦った、自分よりMMAのキャリアが浅い選手です(2戦目、しかもデビュー戦は三浦孝太)
経験値的にも(MMAデビュー年だけでいったら平本の方が2年半先輩)、朝倉未来戦に繋げるためのストーリー的にも、KO、一本勝ちが求められる試合です。
ですが、YA-MANは精神が肉体を凌駕するときが頻繁にあって、このときはその最たるものだったので、あのモードのYA-MANをKOするのは相当難しいとは思うんですけれど、あの試合で、負けないスタイルから自ら倒しに行く試合も経験して、更にレベルアップしたのかもしれません(わかんないですけどね)
まあ僕なんかは単純でアホだから、あの試合見て、2戦目相手(しかもデビュー戦は三浦孝太。大事なことなので2回言いました)にこの内容ってどうなのって思ってましたけど。
あとは実際のところどこまで話が進んでいたのかはわかりませんが、ライアン・ガルシアのエキシとかもやらなくて良かったと思います。
平本は朝倉未来に完璧な勝ち方をしましたけれど、実際のところ、まだ僕の中では、彼の前には依然として靄がかかっている状態です。案外、金原正徳相手にも(以前、試合の可能性があった)勝っちゃったりする気もしますが、武田光司には普通にきついんじゃないかとか。とみせかけて、逆の結果になったりとか。
勝ち方が完璧過ぎたために、未知数です。
もしかしたら軍人将棋で言うところの、スパイの駒(大将だけに勝てる)みたいに、vs朝倉未来に特化した選手かもしれないし。
ですから平本の次戦は超楽しみです。初参戦の外国人選手とかじゃなければ誰でも。
間違いなく平本と戦う選手を狂ったように応援すると思います(笑)
ただライアン・ガルシアとのエキシとかになったら、さすがに平本を応援すると思うし、なんなら無表情で見るかもしれません。
なので、その辺りのエキシは特別事業部(何名かいるでしょう)にお任せして、平本は第1課でバリバリ頑張って欲しいです。
以前、YA-MANは朝倉未来の負けを背負えなかった的なことを誰かが仰っていたような気がします。
上手な文言だし、そのことを強く否定するつもりもないんですけれど、僕に言わせれば、誰も背負えないと思います。人の負けなんて。
ジェームス・ダグラスがマイク・タイソンの負けを背負えたかって話でさ。
背負う必要なんか一切ないんです。勝負事なんだもん。
平本蓮に朝倉未来の負けを背負えるとも思わないし、背負う必要もない。
そもそも平本に背負う気がないでしょうけどね。
唯一、心配だったのは燃え尽き症候群です。
あれだけの会場・観衆の前で、最高の相手に勝ってしまったあとだけに心配だな、と思った刹那、ペットボトル事件が起きました(笑)
なので、喧嘩を売った平本も、ペットボトルを投げた鈴木千裕も、投げ返した平本も僕的には全然あり。超全然あり。
鈴木千裕vsピットブルの再戦なんかより、鈴木千裕vs平本蓮の再戦の方がよっぽど楽しみですもん。
俺は―!!!
試合(朝倉未来)
続けて更に僕の主観と妄想をいくつか。
メイウェザー戦やYA-MAN戦の影響で打たれ弱くなったのかどうかは僕にはわかりません。KO負けをして影響が皆無ということはないとは思いますが、今回の試合では打たれ弱くなっていたとは僕には思えませんでした。
打たれ弱くなっていたら、最初の一発で倒れていると思います。
なんなら最初の一発で倒れてしまっていた方がまだワンチャンあったかもしれません。何発も貰ってとどめのカウンターを貰って効かされまくってから倒れるよりは、グラウンドの展開に持ち込めたかもしれないし(あくまでワンチャンね)
なぜ朝倉未来はTDにいかなかったのか。
盛り上げるために打ち合おうとしたかもしれない的な見解を朝倉海がYouTubeで述べていましたが、少なくとも僕にはそうは見えませんでした。
別に距離詰めて殴りにいってたわけではないし。
平本にスキが無かったのかもしれないし、朝倉未来はイップスになっていたのかもしれない。
実際のところはわかりません。朝倉未来本人にもわからないんじゃないですかね。
ああいった光景は十分想定内だったんですが、想定以上にへこみました。
でも次の日には割とすぐに復活しました。
まず、僕にとってはこの試合の1週間前にオランダで開催されたGLORY世界フェザー級タイトルマッチのペットパノムルンvs原口健飛で負った傷が完全には癒えてなかったのもあると思います。
現に斎藤裕にKO勝利した久保優太がマイクで「GLORY王者だった・・」と言うと、ジクジクと痛み出しましたし。
そして心の中で「GLORY王者だけれども、厳密にはー」としょうもないツッコミを入れてました。このツッコミは久保優太がアピールするたびに入れると思う。心の中で。
厳密には―
ジャン斉藤さんが下記のようなポストをされていましたね。
それなりに長く格闘技を見ていると、誰しも心の中に自分にとってのドーハの悲劇のような試合を持っていると思います。
僕にもあります。
その日のことは今でも鮮明に思い出せるので、いつかnoteに書こうと思っています。
今回の試合が悲劇の初体験だったという人に。
今は何の慰めにもならないでしょうけれど、ほんの少しだけ。
朝倉未来に出会ってなかったら、格闘技に出会ってなかったら、本来なかったはずのチャプターが、あなたの人生の物語に追加されたわけです。
とても短いチャプターだし、物語にとっては非常に些末です。
でも、絶対あったほうがいいシーンです。
10年後、20年後でも、そのシーンを思い返した時、今の感情が蘇ってくるはずだから。
人生においての分岐点となる出来事以外に、当時の感情が蘇ってくることなんてなかなかないですからね。
最後に
格闘技・RIZINをきっかけに、お金も地位も手に入れた朝倉未来が、どうしても手に入れたかったのが、自身の為に作られたRIZINフェザー級のベルトでした。
でもそれは叶いませんでした。
以前、ジャン斉藤さんのインタビュー記事で平本蓮が、朝倉未来は格闘技が好きじゃなくて、格闘技をやっている自分が大好きだって評していたんですけど、僕は朝倉未来は格闘技が好きだと思います。
YouTubeで格闘家とコラボして新しい技術習得しているときや、那須川天心の異次元の動きを見ているとき、目がキラキラ輝いていましたし。
そして、格闘技をしている(いた)人も根本的に好きなんじゃないかなと思っています。
朝倉未来は、格闘技界において新航路を開拓した偉人です。
朝倉未来は格闘家達に一つの指針を示したわけです。こうやったらやっていけるよという。
多くの格闘家・ボクサー・プロレスラー(現役も引退した人も含めて)が、朝倉未来が開拓したミクル航路を進んでYouTubeを始めました。
誰もが通れる航路なので、その中には偉人にリスペクトのない人物もいるし、そもそも社会的に問題のある海賊もいます。
でもこの功績は途轍もなく大きいです。
そして、朝倉未来は未知の大陸に上陸し、沢山の移民を本国に連れてきました。
移民ですから、それは文化的な衝突もあったでしょう。でもこの国の発展は朝倉未来が連れてきた移民の存在なくして語れません。
指導者がこの国を去れば、彼ら彼女らは元にいた場所に帰るだけです。それは至極当然のことです。これまでもそうでした。
ですが、中にはこの国に残る人もいます。
それは川で採れる砂金のようにとても少ないかもしれない。
でも、ここで残った人達は強いですよ。
長き冬を支えてきた人たちはそういう人達だったんだから。
そして、元にいた場所に帰った人達もいつかまたこの国を訪れることがきっとあると思います。
一度味わってしまったこの特殊な興奮と感動は忘れられないはずです。
何かをきっかけにまた戻ってくるんじゃないでしょうか。
何年後、何十年後かわかりませんが、それこそ新たな英雄が誕生したときとかに。
朝倉未来が今後現役復帰するかどうかは分かりません。
まだ現役の朝倉未来を見たい人たちの気持ちも痛いほどわかるし、本人がやりたくなればいつでも復帰していいと思います。業界的にも大歓迎でしょう。
ですが、僕は現役選手としての朝倉未来の役目は終わったんじゃないかなと思っています。
それはとても悲しいことだけれど。
仮に、2.3年後にRIZINがとてもピンチになったとします。
そのとき、榊原のび行が
「朝倉未来ー、たすけてー!!!」
と叫んだら駆けつけてくれるかもしれないです。
そしたら、四次元ポケットの中から
「ゆーえふしーおうじゃー」
とか言って、実の弟を取り出したりして。
更には
「ぼくしんぐせかいおうじゃー」
とか言って、実ではない方の弟を取り出したりして。
そんな幼稚な妄想をしながら・・・
(了)
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