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今日も我が家は「私の介護回顧録 3」行政と福祉課、地域包括センター


皆様「おはこばんちは」
鈴丸 カエル🐸です。

それでもなんとか父の受け入れてもらえた施設に感謝していつものデイサービスに向かった知った顔のケアマネさんが「○○さんお帰りなさい!」と言ってくれ父も「ただいま、またよろしく。」と呂律の回らない声で答えたのでした。

ちょうど午後のリクリエーションの時間だと父の車椅子を推してくれて私から離れて行ったのです。

すると、険しい顔の若い男の人がこちらへ「ご家族の方はこちらへどうぞ手続きの記入をお願いします。」と資料を持ち別室に通された。

彼が父の担当するケアマネージャーであると紹介された。

「どうぞよろしくお願いします。」と私が言い終わる前に「何やら先生同士のお話しの様ですが待っている方が沢山いらっしゃるのですから3ヶ月ですからね」

「3ヶ月後には出て頂きますから!」と語気を強めて言ったのです。

何か違反でもしたかのような言い方なのでした。

ただ「老健」の場合、在宅復帰の為のリハビリが受けられる施設で3ヶ月ごとの入所継続判定会議が行われて入所期間が判定されるとありました。

先生がどのように言ってくださったのか?利用者の家族の中に知り合いを見つけて事情を聞くと彼女の家族は何年も入所していると言った。

利用者のほとんどが継続され長い方が多いのでした。

違いは何なのだろうと思ったのです。

私は彼(ケアマネ)に苦手意識を感じていた彼は私を見つけると次の入所先は見つけたかと聞くのでした。

その時、私は誰に相談すれば良いのか、分からないのでした。

彼は私を見つけると「決まりましたか?」と言うばかりなので「どうにかなりませんか?」と聞くと、きっぱり「待ったなしですから」と言った。

そう言われて私は良さそうな施設に出向き相談すると何処も150人ぐらい待っていると申請書だけでも出しておきますか?と言われた。

何件も尋ねたが申請書だけを受け取るだけなのでした。

もう後ひと月ぐらいのことでした。

彼が「まだ見つかりませんか?」と聞いてきてまるで簡単ではないでしょう?
と言わんばかりの態度で何枚かの資料を渡されたのです。

すると、「こちらとこちらは私が紹介できます。早めに資料を作り申請して下さい。」と言った。

そこは私が回った中でも評判が悪く雰囲気もあまり良くない所でした。

私は哀しい気持ちになった。

父がお世話になる為にどうでも良いとは思えなかったのです。

その資料の中に有料のチラシが幾つか入っていて新しく出来た所に見学に行ってみたのでした。

そこなら直ぐに入居でき申請も必要なかった。

家族と相談するといいんじゃないかと賛成してくれ支払いはあったがもう私の気持ちは早くここから出ることを決意していた。

3ヶ月を待たずに施設を出ることなり、新しい施設から迎えの車が来る事になっていた。

私はお世話になった方々に挨拶して最後にあの例の彼に別れを告げると

「そんなに有料施設はいいですか?」と言った。

「何?言ってるの貴方がくれたチラシから決めたんじゃない!」と言いたかった。

何故そんな事を言うのか分からなかった。

そして程なく3.11を経験したが大丈夫でした。

この施設にも父の彼女らしい姿を見かけ今までにも来た事があった事を思い出した。

それは健康の森に入院していた時なのでした。

施設ではよく年金を目当てに世話にくる女性もいると聞いた事がありました。

父が福島に居る時に母が言っていた女性の気配は、どうやら元気な時からのもので本当にそうなのかふざけて父に聞いてみた「もう、時効だから白状しな!」と聞いてみたのです。

父は「うん。」と頷いたのでした。

私は「マジふざけんなクソジジイ!」と思いましたが、まぁ、しょうがないと諦めたのでした。

こちらに危害があるわけでないのと多分接触することが不可能であると思ったので良しとしたのでした。

全く、男ってしょうもない生き物です。

しかし、その有料の施設はオプションが多く費用がかかってどうしたものかと悩んでいたのです。

ちょうどその頃、友人に義母を面倒を見ている方とランチをすることに、それで彼女に相談してみると

「それはもう市役所の福祉課に行って」と言った。

その脚で市役所へ福祉課で相談すると施設の一覧表をくれ検討してみてと言ってくれた。

その一覧表を見ていると気になる施設があったので早速連絡を入れ事情を話すとそこのケアマネのOさんが丁寧に聞いてくれ、直接話しを聞いてくれるのでした。

そして地域密着型の施設を建築中なので申請書を出して見て下さいと言ってくれたのでした。

しばらくして彼女から「ご縁がありましたね」と連絡がいただけたのでした。

でも入所出来るのは6月過ぎになると言った。

問題は無かった・・・後日、Oさんからケアマネさんは自分に会った人を選べる事、誰でも大丈夫なのですよ、教えてくれたのです。

でもケアマネさんでだいぶ違いがある事を知った。

良いケアマネさんに出会えるかが問題であるが、分からなければ福祉課に行って相談すると良いと思うのです。

そして地域包括センターも同じく相談できる所ではありますががわかりづらいかもしれません。

もっと気軽に施設や行政のサービスなど相談できる所が有るといいなぁと思っているのです。

でも,出来れば良いケアマネさんを知っている方に紹介していただけたら尚のこと良いと思います。


その後、父は肝臓癌が発覚して担当する医師と相談して特に手術することはなく施設での生活を楽しんでいた。

しばらくは穏やかな日々を過ごす事ができたのではないでしょうか。

しかし腹水がたまりいよいよ医療機関に入院するしか無くてでもギリギリまで看取りも考えてくれましたが残念ながら施設をあとにすることになりました。

とても新しく綺麗な場所で若いスタッフさんに親切にしてもらい幸せだったと思います。

色々ありましたが結果的に良かったと思うのです。

それから半年後に父は亡くなりましたその間も気にかけてお見舞いまで来てくれたのです。

そちらの施設長さんやOさんそしてユニットグループのスタッフさんに本当にお世話になりました。

ありがとうございました。🙇‍♀️🙏


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