双子じゃないのに同級生を産んだ話9あるいは番外編あるいは最終話


今年、長女が結婚式を挙げる。

ぶっちゃけ、オイラは金の無駄だとしか思っていない。

実際、オイラは結婚式なんぞ挙げてもいないし、なんの意味があるのか理解できない。

だがしかし、長女のそれは日に日に迫りくるのだ。
ああ、面倒くさい………………………………ぃぃぃ


と、悶々としていたある日、挙式会場から宅配が届く。

なんじゃこれは?

ページをめくると、

絵本仕様の冊子で、途中のページに家族からのメッセージを書く空欄が設けてあるとな?!!

しかも、これは花嫁にはシークレットのサプライズ企画らしい……


ちっ

ただでさえ、結婚式なんか面倒だというのに、さらに宿題とか………ぅー


だがしかし
この冊子は花婿さんのご家族にも当然送られているんだろうし、シカトするわけにもいかん。

いきなり絵本に直筆をすると、間違えた時の修正が恐ろしいので、100均でA4シールを購入。

家族各自に小さく切ってメッセージを書いてもらうことにする。
これなら、間違えたって何度でも書き直してもらえるしな!

ひさびさに母子手帳をひっぱり出して、出産時刻や体重身長、その後の様子などを見返す。

まあ、ほぼほぼ覚えていないことの方が多いのだが、それでもキャッチーな出来事はだんだんとよみがえってくるもんだ。

文章で空欄を埋めるほどの記憶も気力もないので、

ペタペタシール攻撃じゃ!!!



……完成まであとちょっとか…

写真とかたくさん貼ったらすぐ終わるんだろうけど、オイラ写真撮ってないんだよなぁ……(笑)

レンズ越しに、その場を体験したって楽しくないやん。


忘れても、この目で見ておきたい。

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