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光と魂 田中一村展

日曜日、大好きな画家、田中一村展に、東京都美術館に行ってきました。
東京で見ることができるのは、本当に嬉しい。奄美まで行って見たことあるけれど、今回は初公開の作品もあるとの事で、本当に貴重な機会だと思いました。

幼少期の絵から、既に天才的。
そして、いつも、晩年になっても、写生をたくさんしていて、これほど凄い人でもこんなに練習、努力をするんだと思いました。

奄美での絵が、本当に好き。人間はここまで仕事が出来るんだと思いました。ためらいや迷いのない美しい線、緻密な描写、大胆な構図。

奄美の部屋の解説の文に涙がでそうになりながら鑑賞しました。

中央画壇にはついに評価されることはありませんでしたが、ここまで己を出し切り、描ききれたら、幸せだったのではないでしょうか、と私などは思ってしまいます。

お金と飾るスペースがあったら、複製で良いので絵を買いたかったです。代わりに色んなグッズをちょこまか買いました。東京で嬉しいのは、こういうのに強いところです。バラエティ豊かに色々あって、本当全部欲しかったです。


「 これは一枚百万円でも売れません。これは私の命を削った絵で、閻魔(えんま)大王えの土産品なのでございますから」


緑茶の一杯も飲まず倹約して貯めたお金で東京の専門画材店から絵具を取り寄せ描いたというその絵は奇跡のようで、色褪せることはないでしょう。

写真は全スペース撮影禁止で、撮影スポットの所のものです。

最後のスペースにある田中一村の言葉を写真撮りたかったです。

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