モノと付き合う方が楽

今はそうでもないのかもしれないが、ヲタク(≒何かに詳しい)という人も市民権を得てしばらく経った。

若い子は何も気後れなく、アニメやキャラに向かえる気楽さがある…ように見える。

私の偏見かもしれないが、一昔前なら人間より特定のモノ(グッズ)や擬似的な人物に、のめり込む感じがしていた。

それが悪いとは言わない。

どちらかと言えば、私も人間よりもモノと付き合っていた方が楽な方で、小説よりも科学書を見ていた方が性に合う。

もちろん、小説も好きだ。

一時、精神医学では、人嫌いはおかしい、人間と付き合えないのは何とかしなくては、という流れもあった。

しかし、人好きもいれば、そうでもないというバロメーターの濃淡はあるはずだ。

それを昔は外向や内向とか言った。

近代に神が信じられていたなら、最近までは文学や人間、そして心理という流れで「すがる対象」が変わっていったという話もある。

今なら、能力主義(逆は発達障害)とか知能、幾ら儲けているとかに、信用を置く傾向があると私は思う。

どちらにせよ、人好きもいれば、人嫌い…モノと付き合っていた方がいいというタイプもいるのだ。

ところで、宇宙や天体や生物学などの、ある種の無機質さに、気がラクになることがある。

人間なら相手を察したり、気を使わなくてはならない。

別にしなくていいと思うくらい、気遣いしないといけない状況は、個人的に疲れる。

その傾向を今ならASDの気(け)があるというのだが。

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