世界は何でできている?❷


いつの時代も、親捨て、子捨てはあるようだ。

いや、育児放棄ならともかく、患者が救いようがないから、手放すという現実もある。

いまなら、貧困ビジネスの餌食になるだろう。

弱ったときの受け皿を開発してこなかった結果が、これだ。

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医師は戦中後から、自分の体験記を語るが、あの時代を通ったから、良くも悪くも、そんか価値観ができたのだろう。

よく、不器用だから精神科とか、研究医と聞くが、表でなく、裏からの診察バージョンが精神科医だと、本人はいう。

私が、精神科を生活再建科の方が良いだろう、というのも似たようなものかもしれない。

身体病などは、患部を治して正常の線に戻せばいい。

しかし、生活に関わる部分、身体を含めた精神など、土台に関わることになれば、話は違う。

司令塔である脳の不調は、身体に関係なく、生活を左右させる。

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また、言われるのは正論までいかなくても、常識をいうから心理士は煙たがられる、という話もある。

基本的に人間は、普通の生活を送る。

しかし、人間とて猿や野生から始まった生き物でもある。

従って、イザコザはつきものだ。

いくら、綺麗事でいのちを大事にといっても、人物の器が大きかったり、小さかったりの差は幅がある。

選り好みもすれば、善玉、悪玉もある。

動物的なものを引きずっている、とも言えるし、時に残酷な面を見せるのも、本能的な名残りを思わせる。

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