最近の妙な感じ❸


発散的な雰囲気を書いてきたが、お盆の爆発的な帰宅困難が出るのも、妙である。

ネットという、頭脳を超えたツールがあるにも関わらず、窓口はバカ混みになったり、改札は入場制限付きなど、どうかしている。

ネットの情報も、古い言い方をすれば、集合的無意識に近い。

いや、その集合的無意識があるのが原因ではなく、そこに多数の意識が集まるから集合的無意識と言えるのかもしれない。

というのも、どちらが出処か?は置いておき、そこから出れば(帰ったら)戻ってくる性質も、ある気がする。

まぁ、現実的に観光商売に釣られている、冠婚葬祭に操られているといえば、言い過ぎでも、当たっている部分はある。

集団ヒ▒テリーまで言いたくないが、何か行事があれば、里帰りしなくてはならない、というのは強迫的だし、宗教的でもある。

恒例行事でもあるが、コロナ明けでの解放からかカタルシスが、ダム放水みたいに放出され、勢いも加わり今回のことになったのだろう。

集合的無意識(≒宗教性)のトリックに操られるから、どうやら激混みという悲惨な目に遭うらしい。

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でも、普段の彼らは頭がいいはずである。

仕事もでき、家族も養えるのだから、それなりの知恵も知識も…生命力もあるはずだ。

恒例行事に…または楽しい行事に、どうすれば得をするか?とか、早割りとか、家族割りなどの情報をいち早く取り入れ、お得に賢く生きているはずである。

しかし、その結果が、激混みや富士山登山を満員にしながら登る…妙なことをするのである。

ネットというのは、ある方向性ばかりに目をやると、皆が集中するようにできている。

もちろん、お得なことや(本来)楽しいことも。

これほどまで、画面を見るような生活が人口膾炙されれば、遠くの誰か限られた者だけが見るものではなくなってくる。

要は、情報…利益誘導されている部分がある。

結果の悪さが出てしまうのは、やる前の近視的な在り方は、ものごとを立体的や時間的…それ以上に、イメージすることも、どこか貧しくしている気がする。

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