格差と表に現れる欺瞞


いま、あるリベラルの本を読んでいる。

生物学もやっており、かなり本質を突いたことをいっており、見ている方が心臓が痛くなるほとだ。

世の中には、常識以外をやると非常識と言われる。

容姿や知力、パワーなど、どうにもならないことについて、言うのはタブーなところがある。

実は、それをなかなか親が子に教えない。

親の権威に関わるのか?あるいは、自分がどの程度の人間か?が分かってしまうのだろう、なかなか言えたものでは無い。

しかし、それを知らずに世の中に出るというのは、かなり痛いもので、親が語るのを避けたり、教師が素晴らしい可能性を語る影に、子供は次第に真実を分かってゆく。

賢い子なら、学校など世の中の延長と悟るだろう。

しかし、自分の能力や程度を認めない…または、自分の子に無限の可能性があると信じる親は、ときに子を不幸にする。

精神分析やラカンでいうなら去勢である。

自分や周りを見て、自分を悟るのが1番なのだが、周りが持ち上げるために、世の中に出た時に挫折する。

たぶん、不登校などより、もっと厄介なものではないか。

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