高校最後のとらすぴ

『高校の勉強を振り返って』今井陽南太
高校生活最後の長期休みが終わるので、なんとなく高校三年間の勉強を振り返ってみると、社会、特に公民ぐらいしか勉強していて楽しい記憶しかなかったので自分でも驚いた。脳内メーカーの極端さを思い出した。脳内メーカー。初めてあれ作ったやつどんだけ暇だったんだよ。作る側もやる側も暇すぎるだろ。なんだあの2:8:2ぐらいで嘘:H:金が置かれた布陣。どこにも特化してねえあのフォーメーション。何だよ、ただ嫌な気分になるだけだろあれ。

そういうわけで社会科目に関連した話を書こうと思っていたら『古代ギリシアで哲学が始まったのは奴隷が労働こなし平民が暇すぎて万物の根源を考え出したから』という話を思い出した。奴隷のおかげで生まれた哲学から長すぎる年月を経て倫理が発達して奴隷廃止運動に繋がっていたらおもろいなと思って調べたら、世界に先駆けて奴隷制度を廃止したイギリスでは、経済的なライバルつぶしが主な目的だった。全然理由違うしさすがにイギリスすぎた。さらに調べたら「奴隷のおかげで哲学が始まったというのは根拠がない嘘。スパルタでは奴隷制度があっても哲学は発展しなかっただろ」と論破すぎる論破をくらった。

計画が全然うまくいかなすぎてまるで歴史じゃんとか思った。そして書くことがなくなった。振り出しだ。脳内メーカー、久しぶりにやろうかな。アテネ市民と同類だ。ただ、哲学は生まれそうにない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?