1/4 ドラマ『教場 前編』を観た

面白かった。
映画『検察側の罪人』のような木村拓哉が観られるかと期待してのことだったんだけど、これが思ってたのとだいぶ違ってて……だいぶ違う面白さでびっくりした。しばらくして、「コイツはブギーポップだ」という気づきに至った。警察学校という世界に潜む、心に闇を抱えた奴らの前にブギーポップ木村拓哉が突如として現れ、世界の敵だと判定されると殺されて(退校届を突き付けられて)しまう。おそらく、原作は何編かに分かれているのだと思うんだけど、それが1本のドラマとして連続して流れるために、やべー奴らばかりが警察学校に続々集まって次から次へとやべー行為を働いて、そのたびに木村拓哉が駆け回ってバシバシ排除していくみたいな不思議な構成になっている。映画『夜は短し歩けよ乙女』のソレに近い。だがあれはまだおはなし自体に不思議要素があるからそれでいけるけど、これはとある警察学校の一風景として描かれるから異様さが際立つ。
(実際にはおのおのが勝手にやって勝手に落ちてるだけなのだが)まるでバトルロイヤルもののように次々と候補生たちがドロップアウトしたりめげずにしがみついたりして篩にかけられていき、しかしこれでまだ前編というのだから震える。明日の後編も観逃がせない。

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