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今週の気になったAIニュースと話題(4/7−4/13)

2024年4月7日(日)〜4月13日(土)に気になったAIニュースと話題です。日々あふれるように出てくるニュースの中から、面白そうなものをピックアップして、コメントしています!


1)アップル、iPhone 16から全面的に「生成AI」導入で戦略転換(4/9)

iPhoneの搭載チップは毎年更新されててそれ自体は特別なことじゃないし、テックツールにとっては常識。
すでにスマホのパワーは必要十分になってると思うけど、その分OSやアプリが重くなっって結果イタチごっこな面もああって、OS8の頃のMacを思い出しますね。

これからもっともっとAIを利用するアプリが増えるであろう中で、アップルが明確にAIを押し出してくるとなった時に、MacのようなAI向けのエンジンを載せてくるのは必然だろうし、期待もするところ。
ただパワーアップと書かれてるけど、それ自体はこれまでの更新とそう変わらず、特定の条件においてということになると思います。

2)生成AIコンテンツに「Made with AI」というラベルがつきます(4/9)

いいですよね! いい傾向だと思います。
Metaの舵を切った方向は正しいのではないでしょうか。そうじゃないとAIをツールとして使うクリエイターの活動が狭められてしまう。
インスタ見てるとまだ日本では実装されてないのかな? と思うけど、これAIを使ったものなら勝手に付与されるってことでいいよね?

C2PAに利権が絡まないことを望むけど、AppleやらGoogleやらも同調する方がいいよねって思うし、OpenAIがDALL-Eで対応するようになったのは大きな進歩だと思います。(親がMicrosoftなので当然と言えば当然だけど)
大きなプラットフォームがこの枠組みを固めようとするのは、社会を守ると同時に自分たちを何らかの訴訟リスクなんかから守る目的も当然あると思うのだけど、そのプラットフォームにのるアプリ開発者は、某巨大掲示板みたく「使う側の問題」で押し通す可能性だってある。
現状においてX(なぜこれをプラットフォームと書いてるのか謎)は、自己責任ということなのかな。センシティブの設定と同じようになるのではないでしょうか。

3)20~50の質問をされるたび、ChatGPTは500mlのペットボトル1本分の真水を「飲む」必要がある(4/9)

元記事は1年前の記事の再掲だそうです。

これ読んでピンとくる人はどれくらいいるのだろう?
読み進めながら、海水で冷やしたらあかんの? と思ったら、ダメな理由が書いてあった。仮に使えたとして、温まった海水を海に戻すわけにもいかないでしょうしね。

AIの訓練にかかる水の量とされてるのだけど、多分今は訓練すべきことが飛躍的に増えていて、省エネルギー化の方が追いついていないのだろうけど、いずれその線がクロスする時も来るのかな?

二酸化炭素を冷やして(ドライアイスにして)冷却に使うとかできないのだろうか?

4)【DALL-E 3】ChatGPTで画像生成する方法!使い方や料金、プロンプトのコツを解説(4/9)

ちょいちょいこれ系の情報は出てくるのですが、内容はよくなってるし、より実用的になってるなと思います。
この記事に関しては、API経由で利用する方法はかなり有用じゃないでしょうか?
ただ使ったことあるレベルからのステップアップにいかが?

5)画像素材サイト「PIXTA」、既存の写真・イラストを“生成AIの学習用素材”として販売 拒否には要申請(4/9)

なんとなくやろうとしていることはわかるんやkど、何を持って学習とするのかがいまいちピンとこない。
たとえば、桜の写真で「この花は桜、この木は桜の木」という学習をするのなら敵校はないと思うけど、学習した結果吐き出される画像があったとして、それが自分が苦労して考えた撮影技法や構図を学習してパクられたとしたら、穏やかではないよね。

AIの学習って結局そこなのでは?
誰だって「桜の木」ってプロンプトを投げたら、桜の画像を生成して欲しいし、それが当たり前と思ってる。でもそれも何かから学習した結果。
だからいかにオリジナリティのある出力結果が得られるかが重要なんだと思う。

6)「現状、人間はこの技術を制御しきれない」。読売新聞とNTTが生成AIのあり方に共同提言(4/11)

これは現段階で、生成AIを利用する人全てが意識しておくべきかなと思う。
ていうかなんとなくわかっているようで、こうして言語化されてまとめられる機会はあまりないし、なんで読売新聞とNTTなのかわかんないけど、いいと思う。

結果に対する正確さを担保しきれないというのは、なかなか悩ましい問題で、たとえば昔は電卓で叩いた計算を算盤で検算するなんてことは普通にあった。
それでも計算機は仕組み上確かであることが保証されていて、今では誰も疑問に思うことはない。でもAIはそうはいかない。
要約については有効性が高いとされているけど、それも実際に読んでみないと適切な要約になってるかどうかわからないし、それってAIがどれほど進歩しても結果が担保されることはない。

情報的健康というキーワードがあるけど、すごく絶妙なニュアンスの言葉だなと思います。
健康大事。
元気があればなんでもできる。だいたい。

7)イーロン・マスクのチャットAI「Grok」は爆弾の作り方や麻薬の調合方法をジェイルブレイクしなくても教えてくるという指摘(4/12)

こういう検証をやってる人があるんですね。ありがたいですね。
Gorkは想像通り、穴だらけ🤣
ジェイルブレイクに関しては、エンジニア的チャレンジからの場合は別にして、やはり悪意に対してはなす術がないよね。
でもこの記事を読んだ印象では、Gorkにも最低限の規制はあるものの、やはり利用者の自己責任ってことなんでしょうか?

それにしてもジュエルブレイクの方法が面白い。
なんも特別なことしていなくて、自然言語でやり取りできるからこそですね。
昔、iPhoneでジュエルブレイクしたことあるけど、OSをハックするのとは考え方が違いますね。

8)AmazonのCEO、生成AIがクラウド以来の最大の技術革新になる可能性を指摘(4/12)

Alexaはどんどん賢くなっていくだろうし、エンドユーザにもたらすメリットはいろいろありそうだけど、配達をさらに高速化っていのは気になる。
国によって事情は違うだろうけど、最終的に人の手で配達して人足が不足してる状況で、現実に即さない配達のプログラムだけ組まれるようになって、もっと配達員が疲弊するみたいなことにならんかね?
最近、注文したら早朝配達みたいなのも選択できるようになってて、考えようによっては置き配でいいならその時間帯の方が効率は上がるのだろうけど、そうじゃない公立の上げ方を缶発して欲しいもの。

あ、あとやっぱりレビューの精度をあげて欲しいし、安心して買える商品を並べる仕組みは構築して欲しいね。


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