【MODのお仕事】Osaka Street Art
Wall Artとの出会い
2016年にLondonのShoreditchという街で撮ったWall Artの写真から、この企画は始まりました。
出張でロンドンのホテルに1週間も滞在しなければならなかった私は、会議の合間の空き時間に街を散策していました。そんな時に見かけた数々のWall ArtやMural Artとも呼ばれる日本では見たことがないWall Artのスケール感とアート性に惹かれて、スマホでいくつかを撮っていました。
企画会議
時間は過ぎて2020年。時計ブランドのT社様より「大阪に重要な店をオープンするのでそのアイディアを」という話をいただきました。その際、Londonで見たWall Artがすごかったことを写真を見せながら話し、大きな壁に複数のアーティストに絵を描いてもらったら話題になるのではというアイディアを出したところ、企画をブラッシュアップしていくこととなりました。
しかし、この頃は新型コロナウィルスが猛威を振るい、さまざまなお店が営業を自粛している時期でした。そのため、積極的に新店のオープンを告知したり、積極的な来店を促進したりするプッシュ型の施策は逆ブランディングになり兼ねない雰囲気だったこともあり、以下のようなアイディアでまとめていきました。
・ストリートアートシーンで”挑戦”を続けてきたアーティストとコラボレ
ーションすることで、ブランドコンセプトを表現・アピールする
・Wall Artを7か所で同時に描いていくことで、話題性を喚起する
・制作風景を収めたMovieを制作する
・Movieの出演&ディレクションは、大阪に住んでいる俳優・ラッパー・
映像作家の窪塚洋介さんにお願いする
・制作したMovieは窪塚さんのInstagramのリールで投稿し、一気にお披
露目する
・Wall Artは大阪出身で世界で活躍するアーティストに描いてもらう
・「時計の針を前に進めろ」というテーマで描いてもらう
・お店周辺のビルに描くことで暗くなった街を明るくする
・街に貢献することで、その地域の人たちにファンになってもらう
・大阪出身のアーティストのInstagramで投稿し、拡散を図る
・LPを作成し、見て回りやすいようにする
Wall Artの制作&完成
窪塚さんのInstagramに投稿されたMovieをご覧ください。
アーティストの方々により、大阪の街中にクールなWall Artが完成。さらに、窪塚さん出演&ディレクションのMovieで話題を生み出すことができました。
最後に
この企画は、私と一緒に前職から来てくれたスタッフとほぼ二人で実施しました。彼女は今はとある有名ブランドのマーケティングスタッフとして活躍していますが、共に途方もないチャレンジを乗り越えてくれたことに感謝しています。また、このような機会を与えていただいたT社様、素晴らしいアートを実現していただいたWall Artistの方々、Mural Art Producerの川添さんに感謝申し上げます。
Written by Ryo Arai
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?