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ビッグ・レッド・マシーンのストーリーと、テイラースイフトとの共作"Renegade"

こんにちは!
洋楽をより身近に、豊かに聴いてもらえる情報を発信してゆきます、モッくんです。

今回はBIllboard 100にもランクインしていて気になったビッグ・レッド・マシーンと、テイラーと共作で作った曲”Renegade(レネげード)”について調べてみました。

Big Red Machine(ビッグ・レッド・マシーン)はアメリカ出身のアーロン・デスナーとジャスティン・ヴァーノンによるフォークデュオで、アーロン・デスナーはThe Nationalのメンバーとして活躍しており、ジャスティン・ヴァーノンはBon Iverのリーダーです。

今年はBon Iverはテイラーのアルバム”folklore”にも参加して、ともに最優秀アルバム賞を獲得しています。

曲の内容からすると、精神疾患を患っている人との恋愛との心情を書いています。

作詞とボーカルで参加しているテイラー。

Bon Iverも精神疾患を経験してきた人です。

ビリーアイリッシュなどをはじめ、今やメンタルヘルスは世界的に取り上げられている問題になっている最近、それが一般的なものとして認識されてきた最近だからこそ、思い寄せる人が精神疾患と闘ってる時、その苦しみを自分も背負って乗り越えることができるのかという問題を歌った曲です。

既にキャリアで成功を果たした彼らが、友達と音楽をつくる、という目的始めたビッグ・レッド・マシーンだからこそ、テイラーとも語り合い本物の作品を作ったのだと思います。

歌詞の内容はと言いますと。

“Are you really gonna talk about timing in times like these?
And let all your damage damage me
And carry your baggage up my street
And make me your future history, it’s time
You’ve come a long way, open the blinds, let me see your face
You wouldn’t be the first renegade to need somebody”

タイミングについて、こんな時期に本当に話し合うの?
あなたの苦しみを私にちょうだい
精神的な負担は私に任せて
未来史を作ってよ、今がその時だから
長い道のりを辿ってきたんだから、目を開けて、さぁ顔を見せて
あなたは誰かに助けを求めた最初の裏切り者じゃないわ

Renegadeとは裏切り者などの意味があるのですが、助けを周りに求めること事態が自分にも、特定の近い人にとっても何ら裏切りの意味はないはず、と歌っているんだと思います。

「タイミングや時期」という部分は、コロナ禍というタイミングでのリリースということでもあり、メンタルヘルスの状況を踏まえてこのタイミングで恋愛関係が築けるのかという不安について綴られているのでしょう。

他にも、彼女の歌詞が2017に当時の彼氏(誰、joe Alwyn?多すぎてわかりません。)に書いた「Call It What You Want」の歌詞ともリンクしているそうです。

僕は特にBon Iverが好きですが、彼も過去に大切な人を失ったり、急な名声や変化に苦しみ精神疾患を経験してきた人です。

幼馴染のバンドメンバーや恋人を失い、倉庫で一人世間から遮断された環境で過ごし、その後インディーズで人気になるも、カニエウェストに発見され瞬く間に名声の波に悩み苦しみました。

完璧主義でありすぎつつも、誰より純粋に表現を求めた彼の作品からは、確かに動かされるものを感じます。


ビルボードなどを見ていても、消費的に聴いてしまう音楽も多いなか、こうして込めて込めて作られたものも、同じくゆっくり腰掛けて聴く姿勢も、忘れずに行きたいなと思いました:)


読んでくださった方、ありがとうございました。