Lil Nas Xって、やべぇ。すげぇ.....。

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こんにちは!
洋楽をより身近に、豊かに聴いてもらえる情報を発信してゆきます、モッくんです。

今回は2019年の大ヒット曲"Old Town Road"でも知られ、ビルボード1位で初めてゲイであることをカミングアウトしたアーティストでもあり、ヒップホップ業界でも唯一と言えるほどクイア・カラーと独特な世界観を全面的に押し出すアーティスト、リル・ナズXについて書いてみます。

僕は彼のこと詳しくは知らなかったのですが、今更ながら知ったで物凄すぎて。。。

それではLet's GO XXX!!

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リル・ナズ・エックス、本名モンテロ・ラマー・ヒル(英:Montero Lamar Hill)は、アメリカ合衆国のラッパー、シンガー、ソングライターで、99年生まれの22歳(wow)

彼は2019年動画共有アプリTikTokで人気となり、カントリー・ラップのシングル曲「Old Town Road」にて世界的に大ヒット。曲は米国ビルボード・ホット100で19週連続ナンバー1となり、これは1958年に同チャート始まって以来の記録だそうです。グラミー賞2部門を受賞、年間最優秀楽曲賞を含む2つのMTVビデオミュージックアワードを獲得しました。(2021/7月現在7.8億界再生)

しかし、この"SNS"でバズった、と言うのも長い長い、10年近くの彼のSNSでの驚異的な実績があってのものでした。本物のSNSマスターです彼は。(見習いたい)

10代の頃、アトランタでの学校生活で孤立し始め彼は一人で過ごすことが増え、SNSに注力し、特にTwitterで様々なミームをつくり始めました。

20歳ちょうどの時点でTwitterで230万人、 Instagramで400万人のフォロワー、YouTubeで520万人の登録者がいるって。。。

10代を振り返り彼は「Facebookでコメディビデオをやり、Instagramへ移り、そこからTwitterへとんだ。そこでマスターになったんだ」と言うほど、試行錯誤を継続したんですね。

複数のアカウントを併用して拡散の仕方が手広いと目をつけられ、Twitterから凍結も喰らってるとか。(本人はTwitterを否定)


"I’m gonna ride till I can’t no more"

(進み続けるんだ。もう進めなくなるそのときまで)

と歌うこの"Old Town Road"も、彼がクローゼットで曲を書き始め、オンラインでオランダのプロデューサーから$30でビートを買い、曲に関するミームを100以上作って宣伝したそうで、初めはSoundCloudで低迷していましたが、それがTikTokで火がついたとのこと。何百万人ものTikTokユーザーがカウボーイ姿で踊りました。

持てるプラットフォームと知見をMAXに活かしてます。!

ちなみにこのビリー・サイラスはカントリー音楽のキングで、マイリー・サイラスのお父さんですね:)

Old Town Roadで面白いのが、黒人がカウボーイだと言うところ。

しかし彼が超えるのは人種の壁だけではありません。

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ビルボードナンバー1史上はじめて同性愛者であることをカミングアウトしたアーティストとなった彼の存在は、ゲイ蔑視が未だ色濃く残るこのHIPHOP時代に、とても重要な存在となりました。

ゲイとして最も注目されるブラック・クィアの男性歌手の一人となった彼の世界観がまたすごい....!!

それを痛感できるのがこちら。

もう、すっごい。

エデンの園のような空間からポールダンスをしながら地獄に堕ち、サタンにラップダンスした後にサタンを殺害し、自身がサタンの角をつけると言うこのMV

楽曲はTake a Day Tripと言うプロヂューサーユニットによって作られ、MV合わせ全て直感的に作られたそう。「ここからどうする?」ってことは一切考えることなく完成させたとか。

Lil Nas Xはこの作品について「私は100%あるがままの”自分”でありたい。自分に正直に、自分のセクシュアリティをフルで表現できるのであれば、地獄に墜ちてもいい」と語り、この時代における彼の存在、その裏にある強い意志が感じられます。

ビルボードで1位デビューできたらフォロワーにソックス2足ずつプレゼント!
と宣言したり、ディズニーワールドでの結婚式に飛び入り参加したりと、本気の話題性に溢れる彼に、時代ひっくるめて今後も注目です:)

GO Lil Nas X GO GO~~~~

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