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全員楽しい!「ちょみクック杯」のひみつ

 こんにちは、もこです。突然ですが、エンジョイ勢からガチ勢まで約80人全員が楽しめる大会をご存知でしょうか?今回はどうしたら最高に素敵な大会を運営できるのか、「ちょみクック杯」主催のちょみさんにインタビューしましたので、謹んでご紹介させていただきます!

▼チームとしての感想はこちらのnoteにて▼

【”ちょみクック杯”とは】

 総勢20チーム約80名による、オーバークック2のエンジョイ大会です。概要スライドに、次のような記述があります。

優勝を目指して頑張るのは勿論、
ワイワイ楽しんで参加して頂くのもOKです!

 看板に偽りなし!まさにこの通りの楽しい大会でございました。大会の詳細は、下記スライドをご覧ください。


【大会開催のきっかけは?】

 元々サーモンラン(スプラトゥーン2内のゲームモードの一種)が好きだったというちょみさん。サーモンランには大会が多くある一方、オーバークック2では公募制のような開けた大会がないことに驚いたそう。私も知りませんでした。

 そこでアンケートを実施したところ、同様に大会開催を望む人たちが大勢いることを知り、開催を決意されたとのことです。

 また、上手い方はサバイバルモード(料理を提供すると残り時間が増える)をよく遊んでいらっしゃるそうで、大会を通じてスコアアタック(制限時間内での得点を競う)の楽しみも共有したいという思いがあるとのことです。


【運営チームのみなさん】

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 主催のちょみさん含め6名のチーム。(オープニング・エンディングの配信はありましたが)本戦の公式配信が無くても運営にこれだけの人数を確保されていたのが円滑な進行に繋がったのではないかと思います。運営間では情報共有のために集まりを開き、質問や意見交換をしていたそう。

●ちょみさん(主催)
・Twitterでの宣伝、質問の受け答え
・スライドの作成
・申込フォームの作成
・キャラクター一覧の作成
・Discordサーバー管理
・ツイキャス配信
・当日Discordにて質問の受け答え
●とらさん
・スライド、申込フォームの添削
・ちょみさんのサポート
●おしのさん
・イラスト作成
・ロゴ作成
・動画作成(告知、オープニング、エンディング)
●ばめさん
・スプレッドシート(点数集計等)の作成
●ざぷにゃんさん
・配信の台本の作成
・チーム名、キャラ、ゲーム名が1画面で分かる画像の作成
●めめさん
・プラットフォーム間での差の検証動画撮影の協力
・当日Discordにて質問の受け答え

 運営チームのメンバーには出場者もいらっしゃいます。ちょみさんの招集ではなく、「何か手伝えることあったら手伝うよ」と各々からお声がけいただいたそう。人徳ですね。

 ここで着目したいのは、「運営チーム」として各メンバーに仕事を割り振ったちょみさんの手腕です。あなたは運営です、とハッキリさせることで「出場者であり運営でもある」という意識が生まれ、出場者と運営それぞれの役割を区別して果たすことができたのではないでしょうか。


【出場者への徹底した気配り】

 「とにかく揉め事や問題ごとが嫌いなので、何か問題が起こらないように細心の注意を払いました。」というちょみさん。スライドでも、配信者に向けても、運営や参加者への誹謗中傷などはしないように重ねて注意がありました。そのような細やかな気配りは、大会のいたるところで感じられました。

●丁寧な説明、見やすさの追求

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 先に紹介した大会概要スライドには、参加条件や手続きなどの事前準備から、当日のスケジュールやルール・ステージなどの当日の流れ、注意点、よくある質問まで、丁寧かつ簡潔にまとめられていました。そのわかりやすさは、隅々まで目を通せばすぐ大会に参加できると思うほどです。

 ”見やすさ”にも配慮され、とらさんを中心に運営全体でなんと合計100回以上も添削・修正されているそう。洗練されているわけですね。

・同じことは2回書かない
・わかりやすく表を活用する
・「方」なのか「人」なのか等、言葉を統一すること
・重要な部分には色やマーカーを引き、それ以外は文字を小さくする

 このような細部にまでこだわって作られたスライドはもはやプレゼンの域。仕事でもこれくらいわかりやすいスライドがあれば……ううっ……。

●Discordサーバーでの手厚いサポート

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 大会のDiscordサーバーからも概要スライドへのリンクが貼られています。相談窓口も設けられており、不安な部分はいつでも運営チームに問い合わせができる体制が整っていました。各チャンネル名も一目で内容がわかるため非常に使いやすいサーバーでした。

●公平性へのこだわり

 今大会ではswitch、PS4、Steamの混合でしたが、各プラットフォームにおいて単価・メニュー運・ラグについて運営全員で検証を行ったとのこと。

 また、練習時からちょみさんが配信を観にきてくださっていたのですが、これは弊チームだけでなく配信をつけている全チームにです。配信が見れない時はアーカイブで、という徹底っぷり。ちなみに、弊チームの配信中に「(スライドにある)ステージがどこだかわからない」と迷っていたところ後日スライドでステージ名の表記が修正されていました。


【入念な事前準備・リハーサル】

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 大会当日はPCがエラー落ちするという配信トラブルがあったものの、ほぼスケジュール通りに開催・進行されました。本当に第1回?と疑うほどのスムーズさ。その裏側には、入念な事前準備がありました。

●配信(ツイキャス)

 これは元々ちょみさんがツイキャスで配信を行っているため慣れていたそう。それでも、集計結果を一気に見せないようにする、台本を用意するなど重ねての準備も行っていたとのこと。山ほどきていたコメントの読み上げや対応がスムーズだったのも合点がいきます。

●スプレッドシートの動作確認

 今大会はスプレッドシートで集計を行っていたのですが、正常に動作するかどうか各チームへ事前に入力テストを実施。このシステムを使って各チームの意気込みを集めるなど、工夫が凝らされていました。

●リハーサル

 なんと当日の朝9時から大会準備や直前の確認を行っていたそう。その後結果発表の直前まで何度も確認をしていたそうで、トラブルに見舞われても円滑に進行できたのはこのおかげではないでしょうか。

 そもそも準備は大会の2ヶ月近く前から始まっていたとのこと。私たちが練習をした期間は2週間もなかった気がします。頭が上がりません。


【大会の主催・運営は楽しいのか?】

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 私自身も規模は違えど主催や企画をすることがままあり、なにかを主催・運営することがいかに大変かはわかります。参加者の私たちは存分に大会を楽しませていただきましたが、主催のちょみさんは楽しめたのかどうか率直な感想を伺いました。

 初めての大会主催は楽しかったですが、正直かなり疲れました。もう1年はやりたくないとも思いました。やることが多くキャパを超えていて日常生活にまで支障が出ていたためです。途中で中止にしたいと思ってしまうほどでした。

 でも、それ以上に楽しかったです。運営全員で試行錯誤し、話し合い、完成したものを見たときは、これ以上ない達成感がありました。皆で何かを1から作り上げるのは文化祭のようで、青春でした。

 また「#ちょみクック杯」のタグで感想コメントを見たり、大会の公式配信のコメントを見て、運営全員で嬉しく思いました。オーバークック界隈が盛り上がるのなら、またすぐやりたいなとも思いました。

 計り知れない苦労があったようですが、主催のちょみさんも楽しかったとの感想が聞けて正直ホッとしています。主催も参加者もその周りも、全員楽しめてこそのエンジョイ大会だと思っているので、私も嬉しく思います。ただ、健康には本当に気をつけていただきたい……!


【主催のちょみさんより読者の方へ】

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「オーバークック界隈よ、盛り上がれ!
そしてスコアアタックをする人、もっと増えてほしい!
皆でオーバークックを楽しもう!!」


【祝!第2回ちょみクック杯開催!!】

 そんな素敵なちょみクック杯の第2回が8/21(土)20時〜開催されます!おめでとうございます!相変わらず動画やロゴのクオリティが素晴らしい。

 今回はペア杯。まだまだ募集中とのことですので、興味のある方は是非ご参加ください。参加条件を満たしていれば、大会参加が初めてという方にもオススメできる間口の広い大会です!私は既にエントリーさせていただきましたので、そちらについてはまた改めて。


【おわりに】

 主催のちょみさんとは、大会を通じて「主催と出場者」という形で知り合いました。オーバークック2自体も仲間内で遊ぶのみで他の参加者の方々とも面識は無く、私たちはエンジョイ初心者チームとして公募に申し込んだ形です。

 結果としては最下位。しかしそんな私たちでも練習から当日、さらにはその後まで心底楽しく参加できた大会でした。とても第1回とは思えないほど終始円滑に進行されたこの大会は、一体どんなふうに運営がされていたんだろう。裏側を知りたくてちょみさんに連絡を取りました。

 お話を伺って是非この素敵な大会を広く知ってもらいたいと思い、当noteで紹介させていただく運びとなりました。快諾いただいたちょみさん、ならびに運営チームの皆様、この場を借りてお礼申し上げます。第1回に参加できて光栄です。本当にありがとうございました!

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