見出し画像

行列ができるパンケーキ屋さんになるまで!

パンケーキカフェでいくと決まってから、味の追及はシェフに任せ、私は 店の内装やメニュー、PR関係を整えていきました。

料理撮影のプロのカメラマンを雇い、メニューは全部撮影しました。色目やしずる感に拘り、1日かけてしっかり撮りました。商品撮影は本当に大切です。その写真でおいしそうかどうかが伝わりますから。一度しっかり撮っておくと、その写真は、メニュー冊子、看板、PR物、HPとあらゆる場面で活用できますので、おすすめです。

イメージをカジュアルに変え、メルティちゃんというキャラクターも作りました!パンケーキの帽子をかぶったかわいい女の子でパンケーキを紹介してもらう役目です。メルティとは「とろける」という意味です!

画像1

看板は前回の教訓を生かし、窓をうまく活用し、特大パンケーキをビジュアル化しました。外から見てすぐパンケーキ屋さんとわかり、インパクト大です!

自社の宝塚情報誌で表4(裏表紙のこと)を活用し、こちらも大きくインパクトあるように掲載しました!宝塚市内8万世帯へ配布できる強みです。

宝塚市外は、阪神間を網羅しているフリーペーパーを活用し広告を出しました!

オープン前には、駅前などでスタッフがチラシメニューを配りました。近くのマンションにポスティングにも行きました。もちろん私も行きましたよ!少しでも多くの方に知ってもらいたい一心でした。

PR物にはすべて統一で「ふわっ、とろっ。パンケーキ」という食感を訴求できるコピーにしました。私たちが試食して感じた食感でありウリです!

当時ふわふわ、とろとろが売りのパンケーキは当店だけでした。

こうやって、新しい商品である「宝塚パンケーキ」を売り出すことにスタッフ全員で全力で臨んだ結果、話題を呼び、お客様が次々といらしてくださいました。

気がつけば、30名ほどが入るお店はいつも満員となり、行列ができるようになりました。行列は更なるPR力を産み、TV取材なども入り、一層賑わうようになりました。

「ふわふわ、トロトロの美味しいパンケーキ」という話題で、取材が入り宣伝してもらうと、遠くからもわざわざ押し寄せてくださり、本当にありがたかったです。

こうやって、心機一転巻き返しを図り、それが上手く軌道に乗り、結局マイナス2000万は取り返すことができました。

ワンポイントアドバイスとしては、目標を決めたら、全員が一致団結して全力で向かうことです。

そして食べる前から美味しそう、食べてみたいという気持ちにさせる広告の力はとても大切で、この辺りを徹底的に追求しました。

そして実際食べてみて、広告以上の美味しさでお客様を驚かせ、納得させることが必要です。

シェフの腕を信じ、そこはプロに任せ、私は広報や宣伝のPRのプロでしたので、そちらに専念したのが、結果相乗効果を生みよかったと思います。

自分が得な分野、強みを活かすことの大切さを肌で感じました。

結局、こちらの場所でのパンケーキ店は5年続きました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?