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短編小説ー会社員シリーズ

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技術系会社員の苦闘を綴った短編小説集です。自分の経験もほんの少しだけ入ってます(笑)
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#短編小説

【短編小説】会社員物語:ぷるしっと・じょばーず

ダンッ! 「僕、もうやってられないですう」 ビールグラスをテーブルに叩きつけ、アレックス…

moco
1日前
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【短編小説】会社員物語:大名行列

「おい、4時から『例の巡回』が始まるぞ。もう、準備したか?」 同僚から声をかけられ、私は…

moco
3週間前
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【短編小説】会社員物語:ペーパーレス狂騒曲

ウイーン ウイーン 無機質な機械音が静まったオフィス内に響く。 その音を出している機械の…

moco
4か月前
40

【短編小説】会社員物語:スタンプラリー奮闘記

トントン 一人の中堅社員が印刷された紙を丁寧に揃え、クリップで挟む。彼の顔色は心なしか優…

moco
4か月前
30

【短編小説】会社員物語:システム翻弄記

今日もとある技術系社員の一日が始まる。 「さてと・・・ まずは会議録か」 昨日行った会議…

moco
6か月前
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【短編小説】動画マニュアルを作れ!

「動画マニュアル、ですか?」 「ああ、そうだ」 四十代前半の生産技術社員は、初め上司から…

moco
8か月前
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【短編小説】外観検査を追求せよ!

「では、はじめますか。」 中年男性の発言に、若手と頭の薄くなった定年間近の男性が頷く。 本日の議題は『外観検査規格の見直し』についてだ。 先日、外観不良の品質問題が発生し、色々と調べていくと仕様書の外観規格に問題があることがわかった。 そこで見直しが必要となったのだが、誰が担当するかに関して様々な部署にたらい回しにされた結果、前回立派な作業標準書を作ったという理由で、この三人に白羽の矢が立ったのだった。 あの作業標準は何故か事業部長にいたく喜ばれ、特別賞を頂くまで

【短編小説】書け!真の作業標準書!

「さて、と。こんなもんかな。」 中年男性が、プロジェクタで映し出された資料を前に呟く。 …

moco
11か月前
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【短編小説】技術系社員の苦闘

 モノづくりの主体が海外へと移り、日本からモノ作りの現場が消え去ってどれぐらいの時間が過…

moco
11か月前
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